08.9.26
台湾の声
中華人民共和国(中国)河北省の大手食品メーカー「三鹿」製の粉ミルクに有
害物質メラミンが混入し、その製品の一部が台湾へ輸出されていたことから、台
湾政府は同製品の輸入を中止し、回収した。その後、さらに台湾に輸入された中
国山東省の食品メーカー「都慶」製の乳クリーム原料からもメラミンが検出され
たことから、台湾行政院衛生署は9月23日に、中国製の乳加工製品等を一律24時
間以内に回収し、密閉保管して検査し、中国製の乳加工製品および原料にメラミ
ンが混入していた場合は一律不合格とする厳しい措置を発表した。
ところが、行政院衛生署は翌24日に食品のメラミン含有量を中国香港が定めた
検査基準である2.5ppmまで許容することを発表し、本来不合格であった微量のメ
ラミン混入が確認された商品が一転して合格となった。
これに対し、一部で不合格から合格となった一部商品の廃棄がすでにはじまっ
ていたことから逆に混乱が増し、さらには与野党の立法委員(国会議員)から安
全を不安視する意見が相次いだ。特に野党・民進党は、中国のブタ飼料のメラミ
ン許容含有量が2ppmであることや、メラニンを混入しても薄めれば合格になって
しまうことなどを批判し、与党・国民党からも衛生署長の辞任はやむなしとのム
ードが広がった。
林芳郁・衛生署長は25日午後、中国製乳加工製品等のメラミン混入事件の混乱
の責任をとり辞表を提出し、行政院に認められた。行政院は同日夜、葉金川・総
統府副秘書長が後任の衛生署長に就任することを発表した。
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