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  • 2008年9月19日金曜日

    「台湾の声」【国連オブザーバー参加】今年も門前払い

    【国連オブザーバー参加】今年も門前払い

    9月19日 産経新聞

     【台北=長谷川周人】国連総会の一般委員会は17日(米東部時間)、国連専門
    機関への台湾のオブザーバー参加を求める提案を総会の議題として認めない決定を下し
    た。"門前払い"は今年で連続16回目となり、台湾外交部(外務省)は18日、「決定は遺
    憾」とする声明を発表した。馬英九政権は今回、国連加盟ではなく、専門機関への参加
    を目指す方針に転換し、中国に対して譲歩する形となったが、中国は一切妥協しなかっ
    た。

     5月に発足した馬政権は8月中旬、「中華民国の国連復帰」をめぐる問題で、陳
    水扁前政権が「台湾」名義での国連新規加盟を目指したのに対し、「国家名義」での加
    盟申請は当面、見送る方針を発表した。

     中国との間で外交関係を有する国を奪い合う"外交合戦"を停止し、台湾の「
    国際社会における活動空間の拡大」を目指すのが、馬政権の基本政策。新方針では、国
    連加盟は提示せず、「国連専門機関活動への有意義な参加を求めていく」とした。

     しかし中国の王光亜国連大使は8月下旬、専門機関への参加についても「『二つの中国』を作り出すものだ」とし、抗議の書簡を潘基文国連事務総長に提出。「一つの中国」という原則を理由に「(台湾に)専門機関への参加資格はない」と主張し、中国からの妥協を期待した馬政権の思惑ははずれた。

     一方、米国在台協会(米国大使館に相当)は18日、台湾の国連専門機関への参
    加を基本的に支持する方針を確認。日本の在台代表機関・交流協会も同様の立場を示し
    た。

                        ◇

     【北京=時事】中国外務省の姜瑜報道官は18日の定例会見で、台湾が求めてい
    る国連専門機関へのオブザーバー参加に関し、国連総会で審議すべきでないとの勧告を
    一般委員会が決定したことについて、「多くの国連加盟国が『一つの中国』の原則堅持
    を改めて体現したものだ」と評価、「両岸(中台)の中国人が協議で解決する問題だ」
    と強調した。

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