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  • 2008年10月2日木曜日

    「台湾の声」【ニュース】意見が分かれる台湾の中国語ローマ字表記

    【ニュース】意見が分かれる台湾の中国語ローマ字表記


    08.10.02

                    台湾の声

     台湾のインターネットサイト「Yahoo!奇摩」が9月30日〜10月1日にHP上で
    行ったアンケートによると、台湾の正体字中国語(華語)のローマ字発音表記に
    関して、「漢語ピンイン」(中華人民共和国の方式)か「通用ピンイン」(民進
    党政権時に定められた方式)のどちらを使用するかについて、「通用ピンイン」
    が48.5%(2104票)が、「漢語ピンイン」36.2%(1572票)や「どちらでもよい
    」15.3%(661票)を上回ったが、「通用」派と「漢語」派の差は大きくなく、依
    然意見が分かれていることがわかった。

     台湾の教育部は中国と共通する漢語ピンインを推進する方針を示している。

    〜関連記事〜
    【ニュース】教育部が漢語ピンイン推進の方針
    08.9.20

     台湾教育部(文科省に相当)は先日、台湾の華語(中国語)のローマ字発音表
    記に民主進歩党(民進党)政権時代に推進された台湾独自の通用ピンイン方式で
    はなく、中華人民共和国(中国)が制定した漢語ピンイン方式を今後推進する方
    針を示した。

     地名を例に通用ピンイン方式と漢語ピンイン方式の違いを挙げると以下のよう
    になる。

    通用(漢語) (声調記号は省略)
    淡水 Danshuei(Danshui)
    汐止 Sijhih(Xizhi)
    忠孝 Jhongsiao(Zhongxiao)
    板橋 Banciao(Banqiao)
    新竹 Sinjhu(Xinzhu)
    六亀 Liouguei(Liugui)

     中国語の通用ピンインと漢語ピンインでは、漢語ピンインのほうが歴史が古く
    中国の学校教育や外国人の中国語学習で長年使用されてきた実績がある。通用ピ
    ンインは漢語ピンインを基により実際の発音に近いよう台湾で改良されたものだ
    が、台湾内でもあまり普及しなかった。

     台湾が漢語ピンインを採用することは、正体字(台湾)と簡体字(中国)に漢
    字の字体が分かれている中国語のローマ字発音記号が統一されることになり、外
    国人にとっては便利な一面があるが、地名や人名の英語表記が中国っぽくなるこ
    とは否めない。

     台湾は独立国家なので、無理に中国と表記法を合わせる必要はないが、通用ピ
    ンインを使えば台湾の主体性が示せるという民進党の方針は安易だと言わざるを
    得ない。通用ピンインも漢語ピンインも綴り方が違うだけで、発音すれば実際に
    は同じだからだ。また、台湾の中国語教育で使われている注音符号(ボポモフォ
    発音記号)も、もともと中国のものだが、中国ではすでに廃れているので、こち
    らのほうがまだ視覚的、文化的に中華人民共和国と区別がつくだろう。

     だが、ローマ字発音表記で台湾の主体性を示すならば、中国語の綴り方にエネ
    ルギーを注ぐのではなく、駅や店舗の看板等から台湾語(ホーロー語)、客家語
    、各原住民族語等の台湾郷土言語をローマ字等で積極的に表記する努力を行うべ
    きだ。

     また、民間の地道な努力により、インターネット上のウィキペディア(Wikipedia
    )百科事典では、教会ローマ字方式による表記の台湾語(Ban-lam-gu)や客家語
    (Hak-ka-fa)のページもあり、情報が蓄積され、充実しつつある。


    台湾の声:http://www.emaga.com/info/3407.html

    解除するには下記URLにアクセスして下さい。
    http://www.emaga.com/tool/automail.cgi?code=3407&mail=koe3407.emaga@blogger.com&e=1

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