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  • 2008年10月16日木曜日

    「台湾の声」【日本人よ、注目せよ】馬英九のとんでもない発言

    【日本人よ、注目せよ】馬英九のとんでもない発言


              永山英樹

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    ■岩波「世界」で愚かな宣伝 

    台湾の「自由時報」(十月七日)が、馬英九総統のとんでもない発言が、岩波書
    店の月刊誌「世界」に掲載されていると報じた。そこでそれを買いに近所の書店
    を回ったのが、かつて一世を風靡したこの反日左翼雑誌も、今ではどこにも売っ
    ていない。二十年ほど前に「正論」誌が「『世界』は主に図書館が仕入れるくら
    い」と書いていたが、もはや地元の図書館でも置いていなかった。

    それはそれで結構なことで、とりあえずここでは「自由時報」を参考にして説明
    すると、馬英九氏は「世界」のインタビューに応じた際。最近彼がメキシコのメ
    ディアに対し、台湾と中国は「国と国との関係ではない」と発言したことが話題
    になり、そこでここでも「中国大陸もまた、我が中華民国の領土だ」と言い切っ
    たと言う。何でも「中華民国憲法の規定上、我が方は中国大陸を国家と承認して
    いない」と説明しているようだが、信じがたいことである。

    「大陸反攻」を夢見た蒋介石総統は「中国大陸は中華民国だ」と言い張って、世
    界を困惑させ、日本人からも馬鹿にされていたものだ。しかしその後、李登輝総
    統が台湾人の理性で、台湾と中国は「国と国との関係」だと訴えたことで、日本
    でもそのころから、台湾はまともな国として支持を集めるようになったのだが、
    中国はこの「二国論」に怒り狂い、東アジアの緊張を高めた。なぜならこの国は
    言うまでもなく、台湾を併合するため、「台湾もまた、中華人民共和国の領土だ
    」と宣伝しているからだ。

    ■媚中—馬英九の蒋介石との違い

    ところが今度の馬英九総統は、再び蒋介石時代と同じことを言い出したのだ。理
    由はもちろん「大陸反攻」のためではなく、中国への媚びである。彼は「関係改
    善」と呼ぶが、台湾併呑の国家目標を堅持する中国との「関係改善」など、投降
    以外の何ものでもない。


    今の時代に、馬英九が「大陸も中華民国」と発言したのは、中国に媚びるため

    こんな馬鹿げたことを言っている国が、いざ併呑されようとするとき、国際社会
    は本当に手を差し伸べてくれるだろうかと心配になってくる。

    馬英九氏が反日、親中と言われているためかも知れないが、「世界」もずいぶん
    愚かな人間を取材しに行ったものだ。昔から有害な記事ばかりを載せていたが、
    もしかして日台分断が狙いかなどとつい勘ぐってしまう。

    ■台湾の憲法も押し付け憲法

    ところでその「中華民国憲法」だが、台湾のと日本の戦後状況は本当によく似て
    いて、その憲法もまた日本国憲法と同様、外国(大陸時代の中華民国)による押
    し付け憲法である。そのためそれが規定する中華民国の「固有領土」は制定当時
    のまま、中国(現在の中華人民共和国)なのだ。

    ちなみに、もっとおかしいのは、清国の版図を継承するとの立場から、今のモン
    ゴル国の領土も入っている。そしてさらにおかしいのは、台湾が入っていないこ
    とだ。なぜなら「固有領土」を画定した当時、台湾は日本の領土だったからだ。

    もっともそうした不備、矛盾、ウソなどは気にしないのが中国人だ。馬英九氏は
    この憲法の存在を口実に「中国は一つ」と主張し、そしてそれが中国の台湾併呑
    の口実となっているのである。

    中国は、台湾側が「一つの中国」を承認すればそれでいい。「大陸も中華民国」
    と言われても、誰も信じないわけだから、痛くも痒くもない。

    ■在日独立派の中華民国打倒の訴え

    だからもしこの憲法を廃棄したら、「台湾独立だ」と言うことで、中国は武力行
    使をすると言っている。そのため米国も反対だ。

    しかし台湾独立を訴える在日台湾人のメールマガジン「台湾の声」(十月八日)
    は「このように台湾を中国の一部だとするのが中華民国体制で、それを支える元
    凶が中華民国憲法であり、それが打倒の目標であることを、馬英九は我々に教え
    てくれた」と強調している。

    そしてこう呼びかけた。「今日は東京のホテルオークラで、中華民国の誕生日『
    国慶節』を祝賀するパーティーが中華民国の出先機関によって開催される。在日
    台湾人や台湾を支持する日本人が大勢招待されているようだが、このような世界
    の常識に反する中華民国体制を支持する人間以外は、ボイコットするのが常識で
    はないか」と。

    中華民国打倒のためには、日本人の支持も必要なのだ。

    ■中国傾斜は日本への裏切りと知れ

    この祝賀パーティーに参加した人の話だと、参加者は例年より大幅に減っていた
    そうだ。こうした呼びかけがあったからかも知れないが、すでに台湾紙は、国民
    党政権は日本との関係が薄いとして、そのことを予測していた。

    これまでは駐日代表(大使)が中華民国体制打倒の台湾独立運動のリーダーだっ
    たため、「国慶節」は形骸化し、独立を支持する台湾人や日本人も大勢やってき
    て大盛況だったらしいが、今回はその人たちが来なかったらしい。

    最近赴任した在台中国人の馮寄台駐日代表の挨拶は、馬英九政権の反日イメージ
    を払拭するためか、対中国関係の話はあまりせず、日本への友情を盛んにアピー
    ルしたものの、今までの台湾人が日本人に与える感動のようなものは感じられな
    かったとか。

    要するに馬英九政権が中国傾斜を続ける限り、日本人は警戒するしかないのであ
    る。いかに「馬英九は反日ではない」とアピールしたところで、中国傾斜自体が
    日本離れ、日本との敵対を意味しているからだ。反中感情の裏返しとしての親台
    感情でもあると言うのに、台湾の中国接近は、日本人にとっては裏切りにしか見
    えない。

    ■石原都知事は何をしている

    ただ石原慎太郎都知事は出席し、祝辞も述べたそうだ。台湾では親台派の大物政
    治家として広く尊敬される一方、「馬英九は反日だから嫌いだ」と発言して拍手
    を浴びたり、在台中国人勢力から罵られたりもした石原氏は、とにかくこの国に
    対しては存在感が大きい。だからこれで「中華民国の出先機関」も本国に対して
    面子を保てたことだろう。


    しかし石原氏はたしかに親台派でも、他の多くの親台派政治家と同様、中華民国
    体制がいかなるものかを充分に理解していないとも聞く。

    本来なら石原氏は、「親中は嫌いだ」と言ってパーティーをボイコットし、さら
    に彼を信頼する台湾国民に対し、「中華民国憲法は危険だ」「台湾は台湾。中国
    の一部ではない」「馬英九の中国傾斜を抑止せよ」と訴えるべきだったはずだ。

    台湾が中国に併呑されれば、困るのは日本なのだ。


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