ブログ「台湾は日本の生命線!」より
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■媚中知事、政府をも批判
今年八月下旬、長崎県の秘書課長と国際課長が同県に立ち寄った台湾の駐福岡弁
事処長(総領事に相当)の表敬訪問(名刺交換)の申し出を断った件に関し、金
子二郎知事は九月十二日の記者会見で、「なぜ断ったのか、断られなければいけ
ないのか」との読売新聞記者の質問に、おおよそ次のような答えを行っている。
「国でも役人は一切台湾には行かないだろう。しかし「地方は自由に行っていい
」と言っている。これは無責任だ。国さえも慎重になってやっているのなら、長
崎県には長崎県で(慎重にならなければならない)事情があり、発言すべきだと
思う」
「長崎県には中国の総領事館もまだちゃんとあるわけだから、私たちは他の自治
体と違った対応の仕方をしなければいけない。「違った自治体の対応」として、
台湾は(中国の)一地方政府、自治体と言うことになっている」
「あくまでも私たちは、中国は一つの国というふうに見做している。そして台湾
はそれの一つの地方機関と見ている」
ここで金子知事が言っているのは、国は「中国は一つ」との立場だから、地方も
それに従い、台湾との接触は避けるべきだ、と言うことらしい。
たしかに国は、中華人民共和国と中華民国と言う二つの「中国政府」の内、前者
を唯一の中国政府と認め、同政府が中華民国との一切の接触を嫌っていることに
配慮して、課長級より上の国家公務員による台湾への渡航は禁止している。しか
しそれは国の外交上の配慮であり、地方自治体は拘束されない。
ところが金子知事は、「地方もそうあるべきだ。そうさせない国は無責任だ」と
し、特殊な事情がある長崎県としては、そのことを訴えなければならないと意気
込むのだ。
■中国の「ご意向」が判断基準
ここで強調された県の特殊事情とは、同県に中国総領事館が置かれていることら
しい。そしてそれは「これまで中国と特別に緊密な友好関係を築いてきており、
中国も本県に対し、特段の扱いをして応えてくれている」(会見会場で配布され
た県の文書)ことの証なのだそうだ。
中国から特別扱いを受けているから、長崎県としては国が何と言おうと台湾とは
接触しない、地方もかくあるべきなのだ、などと平然と訴える金子知事の媚中意
識は、かつて中華帝国から冊封された朝貢国国王の意識そのもの。完全に中国の
「ご意向」を判断基準に据えている。
そしてこの中国の代弁者は中国の宣伝どおり、台湾は中華人民共和国の「地方政
府、自治体」だとまで言い切るのである。すなわち××省政府だとか、チベット
自治区、香港特別行政区のようなものであると。
■台湾を「中国の台湾自治区」と言い切る
これは信じがたい暴言である。
金子知事その根拠として「日本国も中国は一つと言うことになっている」ことを
挙げているが、これは明らかに事実の歪曲だ。
国は日中共同声明において、「日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一
の合法政府であることを承認する」と言っているが、これは「本物の中国政府と
して承認するのは中華民国ではなく中華人民共和国だ。二つの中国政府を同時に
承認することはない」としているだけであって、台湾が中華人民共和国の領土な
どとは一切承認していないのだ。その理由は何か。それは「そうではないから」
の一言に尽きる。台湾はチベットのように中華人民共和国がの占領を受けたこと
など一度もないのである。
一般の庶民ならともかく、そのことを金子知事が知らないわけがないだろう。敢
えてそこまで誤ったことを、一人の責任ある県知事として、しかも公式の記者会
見でメディアに対して断言したのは、自らに媚中行為を何としてでも正当化した
いためか、あるいは中国に忠誠心を示したいためか。
おそらくその両方だと思われる。
■国民として県知事に二つの質問
これは中国侵略主義への立派な加担である。そこで私は金子知事に、読売新聞も
行わなかった、以下の二つの質問することにした。
「台湾は中国の地方政府だと信じてそう発言したのか。それとも間違いと知りな
がらそう発言したのか」
「もし間違いと知りながら発言したのなら、それはなぜか」
そして九月二十九日、県の秘書課に電話すると、「それは国際課が担当なので、
そちらに話してもらえないか」と言われ、国際課にまわされた。
国際課は、「知事に会うことはあまりない」などと言って、私の質問を知事に伝
えることをためらっていた。そこで私は「県知事の発言は政府見解をも無視して
いる。これは県外の国民にとっても無視できないことだ」と訴えると、国際課は
私の要請を引き受けた。ただし「あなたが納得できる回答を示せるかどうか」と
自信なさげだ。
■誠実な回答で発言に責任を
なお、電話に出た国際課の職員は「台湾は中国の地方政府」とする発言が、政府
見解と異なっていることを知っており、困惑していた。そして「日中共同声明も
そこまで言っていない。私も間違っていると思う」と言うので、「それはあなた
個人の見方にとどまらず、国際課全体の認識か」と聞くと、「一般国民の認識だ
」として回答を避ける。
しかし最後は「……国際課もその認識だ」と認めた。どうも県庁内では「台湾は
中国の一部ではない」と発言するのは、とても勇気がいることらしい。
金子知事が堂々と、でたらめな媚中発言を行えるのは、それで世の中に通用する
と思っているからだろう。
「誠実」を座右の銘にするとされる金子知事。どのような「誠実な回答」が来る
か、注目しようではないか。
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長崎県知事記者会見記録
台北駐福岡経済文化弁事処長の表敬訪問への対応について
http://www.pref.nagasaki.jp/koho/governor/kaiken/20080912/20080912.html#no8
過去の関連記事
長崎県は中国の愚かな「忠犬」—台湾領事の表敬拒否 (付・抗議呼びかけ
)
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http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-484.html
中国の懐柔受ける長崎県—「友好」の前に道義なし 8/31
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-486.html
台湾紙が長崎県の媚中に怒りの報道 9/5
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-490.html
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台湾は中国領? 政府見解も無視して媚中に走る金子原知事に抗議せよ!
【抗議先】
■金子原二郎長崎県知事
https://www.pref.nagasaki.jp/koho/goiken/goiken_form.php?nshu=2
■長崎県国際課 (媚中事件担当)
電話 095−895−2087 *電話が好ましい。
ファックス 095−827−2487 メール s00740@pref.nagasaki.lg.jp
■長崎県秘書課 (知事担当)
電話 095−895−2011 mailto:s00720@pref.nagasaki.lg.jp
『台湾の声』 http://www.emaga.com/info/3407.html
解除するには下記URLにアクセスして下さい。
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