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  • 2009年1月17日土曜日

    「台湾の声」【邪悪な国民党】「二二八国家紀念館」の予算が削除

    【邪悪な国民党】「二二八国家紀念館」の予算が削除


    2009.01.17

         「台湾の声」

     二二八事件の歴史の教訓を伝える国立施設「二二八国家紀念館」は、陳水扁政
    権時代に設置が決まったものの、馬英九総統(大統領)就任後に工事が中断され
    ていたが、1月15日まで開かれていた立法院(国会)の予算審議において、中国
    国民党が大多数を占める中、「二二八国家紀念館」の予算がカットされた。これ
    に怒った二二八事件犠牲者の関係者および支援者らが台北市南海路の「二二八国
    家紀念館」予定地で1月14日に抗議活動を行い、言うこととやることが違う馬政
    権を非難した。

     二二八事件の遺族代表は、「当時、台北市弁護士公会会長だった父が国民党に
    殺されたが、国民党は今も過ちを認めず、(二二八)国家紀念館の工事を中止す
    ることはわれわれを二度傷つけることだ」と泣きながら訴えた。

     陳錦煌・二二八事件紀念基金会理事長は、「二二八事件は台湾人にとって『中
    国体験』の事件だった。馬英九は毎回教訓から学ばなければならないと言ってい
    るくせに、いま急速に中国に傾斜している」と述べ、国民党が「二二八国家紀念
    館経営管理費」と「二二八平和基金」設立のための経費を削除したことを非難し
    た。

     張炎憲・元国史館館長は、「李登輝元総統、陳水扁前総統は二二八事件の処理
    を進めたが、馬政権は逆に予算を削除したことは、占領統治者の意識を反映した
    ものだ」と批判した。羅栄光牧師は馬政権を「evil」(邪悪)だと非難し、馬総
    統は就任後に蒋介石を神格化し、中国政府と「聯共制台」(共産党と組んで台湾
    を制する)しており、「今後、二二八事件が再び発生しかねない」と懸念を示し
    た上で、二二八事件を伝えることが歴史だけでなく、公平正義を追求する運動で
    あることを強調した。

     国民党は「二二八紀念基金会の段階的任務はすでに終わったのでこれらの予算
    をカットした」としている。

    『台湾の声』 http://www.emaga.com/info/3407.html


    『日本之声』 http://groups.yahoo.com/group/nihonnokoe Big5漢文

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