【レポート】台湾の田園にはためく緑の台湾旗
文責:多田恵(編集部)
3月中旬、台湾中部を訪問し、現地の独立派の声を聞いてきた。
3月12日、台北で開かれた台湾独立建国聯盟創盟40週年大会、13日の第二次国内外台湾国是会議参加のための訪台であったが、久しぶりに中部の友人たちに会いに行ってみたのだ。
台湾高速鉄道(新幹線)台中駅から、バスで20分ほどの距離にある南投県草屯鎮を訪れた。水田には稲が30cmほどに育ち、文旦の花が香り、モンシロチョウが飛び交う長閑な土地だ。
自転車を借りて、散策していると、緑の台湾旗がはためいている。
この緑の台湾旗は、もともと世界台湾人大会の旗としてデザインされた旗であり、在日台湾同郷会でも採用しているし、インターネット掲示板「2ちゃんねる」の「台湾板」でも台湾の象徴として採用されている。
しかし、台湾島内では、意識ある人たちを除けば、民進党の党旗と勘違いして見過ごされることも少なくない。
中華民国体制を解体し、台湾国建国の意志を表現している人々が、ここにもいる。話を聞いてみたい。通りかかった婦人に、趣旨を説明し、誰が旗を立てたのか聞いてみた。
「うちらが立てたんだよ。つい先日は花蓮まで蕭美琴の選挙応援に行ってきたんだ。運動のリーダーである洪先生もよくうちに来るんだ。呼ぼうか?」というやりとりで、交流は始まった。
その婦人のご主人は、簡俊仰さん。まずその息子さんが車で迎えに来て、「台湾聖山」に連れて行ってくれるという。
(続く)
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