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  • 2010年3月24日水曜日

    【レポート】台湾の田園にはためく緑の台湾旗-3

    【レポート】台湾の田園にはためく緑の台湾旗-3
    (続き)
    山を降りて簡さんのお宅に戻ると、洪森江さんと荘瑞興さんが待っていた。それぞれ「昭和」15、16年の生まれである。洪森江さんはもともと小学校の教員であり、「908台湾国運動」の草屯支部の事務局長である。ぜひ、日本の人たちに伝えてほしいという言葉を預かった。荘さんが代表して説明してくださった。
    1.台湾人は独立を追求する。もし、中国に統治されるよりは、日本に統治されたほうが良いと思っている。もともと日本とは同じ国だった。中国には人権、人道がない。スポーツの国際試合は日本を応援し、中国が負けるのを期待しながら観戦する。
    2.五十歳以上の台湾人は大和民族を肯定評価している。
    3.年長の台湾人は、日本の台湾建設に感謝している。
    4.多くの台湾人がNHKを視聴している。
    最後のNHKというのは、台湾現地でリアルタイムで視聴できる日本のテレビ局がNHKしかないことと、NHKが日本を代表する特殊な立場にあるためであろうから、「日本のテレビ局」と解釈すべきであろう。
    洪さんが運転してきた車には、緑の台湾旗のステッカーが貼られ、「台湾国」「台湾・中国、一辺一国」「台湾国独立」などのスローガンが書かれている。ナンバープレートも、通常の中華民国体制によるものではなく「FORMOSA」ナンバーという徹底ぶりだ。その宣伝車で事務所へ向かい、資料を見せてもらう。90歳の李木火会長に会わせてくださるという話だったが、夕方、別のスケジュールが入っているため、また、あらためてということにして事務所を後にした。
    その後、台中県の友人を訪ねた。父親が「深緑」だというので、話を伺った。戦後の中国人("外省人")と台湾人の間にあった不公平を経験している世代は、台湾人アイデンティティーがハッキリしていた。
    12日の台独聯盟の集会は、若い世代に引き継ぐということがテーマの一つだった。ソニックのフレディーをはじめ、30代前半よりも若い世代から4名がパネリストとして討論をした。若い世代は「主権」といった「硬い」議題よりも、いま享受している「自由」といった視点を意識させるほうがいい、などの提言があった。そこから、主権に接近していくわけである。
    13日の国是会議は、第十回世界台湾人大会を兼ねている。当然、ステージには緑の台湾旗が並んでいる。中嶋嶺雄氏が、中国の発展というのは、一部の都市だけを見たもので、内陸・農村での経済格差に目を向けるべきと語り、ジョン・J・タシク氏は、米国は「中華人民共和国」は言うまでもなく、「中華民国」が台湾の主権を持つことも認めていない。独立を守る意思がなければ主権を享受できない、という話をした。つまり、アメリカが賛成するとしないとに関わらず、台湾独立は台湾の主権を守ろうとする台湾人によって実現されるということなのだろう。
    質疑応答の時間、国旗・国歌を決めるべきだという発言があった。羅栄光牧師も発言に立ち、「台湾国の国旗は、(緑の)台湾旗、国歌は台湾翠青というコンセンサスがあるのではないか」と言うと、会場から大きな拍手が起こった。
    なお、同日は、「李登輝民主協会」創立大会が台北市内で行われ、日本李登輝友の会の田久保忠衛副会長が来賓として祝辞を述べた。当日の李登輝元大統領の発言は台湾のメディアで大きく報道された。日本李登輝友の会は今後、李登輝民主協会を台湾でのパートナーとする。
    また、3月14日は2005年に中国が「反分裂法」を作った日でもあるが、この日、台北市内では、『台湾人四百年史』で知られる独立運動家、史明氏の経験を聞こうという「史明生命経験分享会」が行われ、若い世代がたくさん集まったという。
    (終)

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