12.14
台湾の声
世界人権デーの12月10日、馬英九総統(大統領)は「『人権大国』に向けて共
に努力しよう」とアピールしたが、その翌11日、台北市の自由広場(旧中正紀念
堂前広場)で馬政権下の警察の暴力に抗議して座り込み活動を続けている野イチ
ゴ運動の学生約40人およびチベット人権運動関係者約100人が警察に強制排除され
た。
警察は無理やり護送車に抗議参加者らを乗せ、遠く離れた台北市郊外の内湖や
関渡まで運び、解散させた。そもそも、チベット関係者が自由広場の座り込みに
合流したのは、先日馬総統がダライ・ラマ14世の訪台を「タイミングが悪い」な
どと事実上拒否する発言をしたことに対する抗議の意味合いがあった。馬総統の
チベット人の感情を傷つける発言は、馬総統が中国当局のチベット弾圧に加担し
ているように見える。在台チベット人からは、亡命先の台湾でまでどうしてこの
ような仕打ちに遭わないといけないのか、という怒りの声が強まっている。
一方、先週来日していた呉伯雄・中国国民党主席は12月10日、東京都内で開か
れた記者会見の席でチベット問題に関して、「中華民国憲法の精神の基づけば、
チベットの独立を支持することはできない」などと述べ、チベットの人権に関心
を示すどころか、逆に「チベットは憲法上はオレ(中華民国=中国)のモノ」と
いう妄想を恥ずかしげもなく披露した。
但し、呉主席の発言は、チベット人にとって中華民国憲法が迷惑なものである
ことがより明確となり、台湾とチベットが正常な関係(台湾政府がチベットの民
族自決を支持すること)を築くためには「中華民国憲法」の破棄が必要であるこ
とをより多くの人々に理解させてくれた。
『台湾の声』 http://www.emaga.com/info/3407.html
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