tag:blogger.com,1999:blog-17655901532250772042024-03-18T12:04:20.868+09:00メールマガジン『台湾の声』『日本之声』http://taiwannokoe.blogspot.com/台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.comBlogger2436125tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-54463867086899678672022-10-02T02:47:00.003+09:002022-10-02T02:47:32.355+09:00 「台湾の声」【主張】語学は地域研究の基礎ではないのか―台湾研究者への問いかけ<p> 「台湾の声」【主張】語学は地域研究の基礎ではないのか―台湾研究者への問いかけ</p><p><span _msthash="344202" _msttexthash="48368463">(文字化けのため再送)</span></p><p><span _msthash="344203" _msttexthash="54816944">多田 恵(台湾語講師)</span></p><p><span _msthash="344204" _msttexthash="19501417">1.はじめに</span></p><p><span _msthash="344205" _msttexthash="340699008">日本では台湾ブームが起きている。 しかしながら台湾語研究者としては看過できない問題が起きている。</span></p><p><span _msthash="344206" _msttexthash="1187406155">たとえば、「刈包」・「割包」などと漢字表記される「台湾バーガー」の原音を、どう表記するか。 「台湾カステラ」を表現するために「蛋糕」という漢字を使用した場合に、その原音をどう表記するか、である。</span></p><p><span _msthash="344207" _msttexthash="546238511"> これは単なる正しい表記という問題にとどまらず、社会を指導すべき立場にある台湾研究者の学問に対する態度も問われる問題である。</span></p><p><span _msthash="344208" _msttexthash="58381492">2.社会の状況とその問題点</span></p><p><span _msthash="344209" _msttexthash="1250357914">ある店では、刈包を「ガオパオ」と表記して紹介している。 ウィキペディアでは「台湾語:グァバオ」と表記しているが、いずれも適切ではない。 「蛋糕」(中国語)を「タンガオ」と表記するのも同様である。</span></p><p _msthash="344210" _msttexthash="15811774290"><span _istranslated="1">「</span><a _istranslated="1" href="https://chhoe.taigi.info">ChhoeTaigi</a><span _istranslated="1">」(ツォエ タイギー、台湾語を探す)というウェブサイトで「漢字」の欄に「割包」を入力して「Chhoe」(探す)というボタンを押し、検索してみてほしい。検索結果のうち、「1932 台日大辭典(台譯)」というデータベースからの結果として「koah-pau」(「 白話字」表記)が表示される。 その右端の「詳細」を押すと、詳細が表示され「原冊頁數」という欄に「A0438」と表示されている。 この「A0438」を押すと日本語で説明された古い辞書のスキャン画像が表示され、その中に、「コァパウ割包。麺粉にて作った饅頭の如きもの。 (中に豚肉などを挟みて食す)。」 という記述が見える。 実は台湾総督府が昭和6年と7年に上下2巻に分けて出版した『台日大辞典』という台湾語の辞書がデータベース化されていたというわけだ。</span></p><p><span _msthash="344211" _msttexthash="2131273157">樋口靖先生(東京外国語大学名誉教授)の著書『台湾語会話』第3課によれば、「koah-pau」の「k」も「p」も「無声無気音」とされている(1992年出版。 2004年の第二版3刷p.21を参照した)。 これは語学教師になるための必修科目である音声学による分析である。</span></p><p><span _msthash="344212" _msttexthash="4194487921">「蛋糕」は中国語である(台湾語では「鶏卵糕(ケーヌンコー)」。 いずれもカステラからケーキまでを含む呼称である)。 たとえば白水社の中国語辞典を収録し、なおかつインターネットで無料で利用できるWeblioの中国語辞典でも引いてほしい。 すると「ピンイン」という欄に「dangao」という表記が示される。 ピンインというのは中華人民共和国が制定した中国語の発音をローマ字で表記する方法である。</span></p><p><span _msthash="344213" _msttexthash="590963009"> 倉石武四郎(1963)『岩波中国語辞典』によれば、ピンインの「d」も「g」も「無声無気音」である(1968年の4刷を参照した)。</span></p><p><span _msthash="344214" _msttexthash="2023618090">さて日本語の「ガ」「グ」「バ」そして「コ」「パ」「タ」の子音は音声学的にはどのように記述されるのだろうか。 たとえば日本語教育学会(1982)『日本語教育事典』によると、ガ行・バ行の子音は「有声音」、カ行・パ行および「タ」の子音は「無声音」だとされている(p.17)。</span></p><p><span _msthash="344215" _msttexthash="456739491"> つまり台湾語のkoah-pauについて、「コァパウ」「ガオパオ」「グァバオ」のうち、最も正確な表記は「コァパウ」ということになる。</span></p><p><span _msthash="344216" _msttexthash="3239681926">中国語のdangaoについて「タンガオ」と表記するのは、ひとしく無声無気音である「d」「g」について、「d」は「タ」と無声音で表記したのに、「g」は「ガ」と有声音で表記することで、一貫性の無い表記になってしまっているのだ。 つまり、日本語で「濁音」と「清音」を区別する、有声か無声かという点を重視すれば、「タンカオ」が正確である。</span></p><p><span _msthash="344217" _msttexthash="2894023145">実は、日本では「マーラーカオ」という中華風蒸しパンが知られていて、セブンイレブンでも「馬拉糕」という漢字に「マーラーカオ」というルビを振っている。 「蛋糕」という漢字を見たときに、「馬拉糕」の「糕」と同じであると気づけば、「ガオ」と表記すべきか「カオ」と表記すべきか、立ち止まって、調べてみてから決めることができたのである。</span></p><p><span _msthash="344218" _msttexthash="6147668592">ただ中国語に限って言えば、「ダンガオ」とするという選択肢もある。 なぜなら中国語にはダ行、ガ行のような有声音が存在しない。 他方、日本語では区別されない有気と無気の区別が、いずれも無声音として存在するので、無声無気音を表すために、あえて濁点を使用するという言わば「政治的判断」も有りうるのである。 もちろん「ダンガオ」と表記して、日本語の習慣でこれを読めば、音声学的には原音に正確ではなく、「皮蛋豆腐」を「ピータンどうふ」と読む先例からも逸脱する。</span></p><p><span _msthash="344219" _msttexthash="2749577584">一方、台湾語では、有気・無気だけでなく、日本語のような有声・無声も区別しているので、そういうわけにはいかない。 それなのに、台湾語の無声無気音を濁音(有声音)で表現している人は、台湾語の音韻体系が、中国語の音韻体系と同様に、有声・無声を区別しないものと誤解しているのだと思われる。</span></p><p><span _msthash="344220" _msttexthash="69277455">3.学界の状況とそれに対する問いかけ</span></p><p><span _msthash="344221" _msttexthash="542982206"> ここまで読んで、「語学の専門家ではない企業が台湾の料理を紹介しようとしているのだから大目に見てやれ」という意見も出るかもしれない。</span></p><p><span _msthash="344222" _msttexthash="4371536208">では台湾研究者の状況を見てみよう。 明石書店のエリアスタディーズシリーズに『台湾を知るための72章』という本があり(改訂されたものとして2022年に出版)、日本台湾学会で活躍しているような若手研究者たちが執筆している。 お互いの研究を尊重しているためか、用語やルビを全体として統一させた形跡は見られない。 学術・表現の自由はそれを批判する表現の自由とともに尊重されるべきだろう。</span></p><p><span _msthash="344223" _msttexthash="4749086342">問題がみられるのは次のような表記である(問題がない表記もたくさんある)。 紀露霞という歌手名に、台湾語として「ギー・ロッハー」。 ダイコンの台湾語「菜頭」には「チャイトウ」とルビが振ってある(p.216)。 他方、干し大根オムレツ「菜脯蛋」には「ツァイポーヌン」とあり(p.251)、「菜」が「チャイ」なのか「ツァイ」なのか、同じ本の中で矛盾している。 これに関して、父の弟を指す「阿叔」に対する「アツェッ」というルビについても検討する。</span></p><p><span _msthash="344224" _msttexthash="256912669"> また「歓楽街万華」に対して台湾語が「モンガ」であるように記述しているのも問題である。</span></p><p><span _msthash="344225" _msttexthash="372075041">紀は「ki」。 つまり無声無気音であるから「キー」が適切である。 『台日大辞典』では「キイ」と表記している。</span></p><p><span _msthash="344226" _msttexthash="6372004002">菜は「chhai」。 叔は「chek」。 ただし、chhやchという表記には説明が必要だ。 前掲の『台湾語会話』の同じページには「(chやchhなどの)歯茎音は後ろの母音次第で2種類の読み方をします」「後ろの母音が-iあるいは-eng(-ek)ならば、ch[tʃ]、chh[tʃ‘]」「それ以外の母音ならば、ch[ts]、chh[ts‘]と読みます」とある(引用にあたり一部省略)。 なお、chが無声無気音でchhが無声有気音であることも表で確認できる([‘]は有気音を表す補助記号)。</span></p><p><span _msthash="344227" _msttexthash="11893061973">前掲の『日本語教育事典』の次ページによれば、「ts」は「ツの子音」、「tʃ」は「チ、チャ、チュ、チョの子音」とある。 したがって「菜」chhaiは、chhの後ろが「ai」なので「ツァイ」。 「叔」chekは、chの後ろが「ek」なので「チェッ」となる。 前掲の『台日大辞典』では「チエク(ただし「エク」は小書き)」と表記されている。 chhaiについては「[サの上に横棒]イ」のように表記されてているが、国会図書館デジタルコレクションで『台日大辞典』上巻「台湾語の発音」(p.3。 13コマ)を閲覧すると、「[サの上に横棒]」という特殊な仮名は「「ツァ」の促りたる音、即ちtsaの音を表はす」と説明されていることから、通常の仮名であれば「ツァイ」と表記すべき音であることが分かる。</span></p><p><span _msthash="344228" _msttexthash="230026316">なおダイコンは「chhai-thau」。 つまり、「ツァイタウ」である。 断じて「チャイトウ」ではない。</span></p><p><span _msthash="344229" _msttexthash="7866930630">「万華」は、台湾での表記「萬華」を前掲のChhoeTaigiの「對應華文」欄に入れて検索すると「Bang-kah」であること、漢字表記には「[舟孟][舟甲]」があることが分かる。 これは地名であるためか『台日大辞典』には収録されていない。 安倍明義(昭和13年)『台湾地名研究』で調べると、「バンカア」とある(p.97)。 台湾語のローマ字表記Bang-kahは「h」で終わっていたが、これについて『台湾語会話』は第5課で「音節を短めに… 発音するもの」と説明している(p.24)。 したがって、「バンカ」・「バンカッ」のあたりが妥当な表記となる。</span></p><p><span _msthash="344230" _msttexthash="7667039861">これを「モンガ」と表記しているのは、2010年公開の『[舟孟][舟甲]』という台湾映画が日本で『モンガに散る』という邦題で紹介されたためだ。 この表記は、この映画の英語表記が「Monga」であったことに由来すると思われるが、台湾語では「バンカ」、仮に中国語(ピンイン:Mengjia)で読むなら「モンチア」といったところであり、どちらも「モンガ」にはならない。 この件については当時、メルマガ『台湾の声』や『な~るほど・ザ・台湾』でも指摘されていたし、産経新聞社のウェブサイト掲載記事でも原音と離れていることが指摘されていた。</span></p><p><span _msthash="344231" _msttexthash="3507417303">なお、日本語は五十音図という分析的な方法で音韻を学ぶので、音声を整理して理解している人も多いが、台湾では台湾語の音韻体系やそれをローマ字で表記する方法を皆が学ぶというわけではない。 台湾語の語学教師の正式な訓練を受けていない台湾の人があるい表記(転記)をしたからといって、それが正しいということにはならないことに注意が必要である。</span></p><p><span _msthash="344232" _msttexthash="2257708453">つまり、音声学を無視しているのは、「一国一城」である企業だけでなく、学界・社会の中で役割を認められ、真実に忠実であるべき「研究者」にも、珍しくないことなのだ。 学問というのは、主観を排し、先人の研究の正しい点は継承しつつ、新しい発見を行い、社会に伝えていくものではないのか。</span></p><p><span _msthash="344233" _msttexthash="3064737962">それなのに、「自分はそう思った」とか、「他人がそう表記している」ということを、ダブルチェックもせずに使用するということでよいのか。 台湾のことを日本に紹介するパイオニアのような自負があるのであれば、どうやって台湾語や客家語あるいは原住民諸語、そして場合によっては中国語のルビを振るのが適切なのか一度しっかり考えてほしいものである。</span></p><p><span _msthash="344234" _msttexthash="34670786982">音声学、音韻論という言語学関連分野を学ぶという基礎から始めてもよいし、『台湾語会話』を読むということから始めてもよい、『台日大辞典』や『台湾地名研究』から始めてもよい。 日本と台湾とのかかわりは、決して若手研究者たちが生きてきた期間に始まったものではない。 それらの研究者の中には、日本統治に対して批判的な見方を若者たちに伝えたいという立場を持つ者もいるようであるが、研究者なのであるから、自身の国内における政治的立場よりも、研究対象の事実を優先すべきである。 語学が専門分野ではないにせよ、まずは、先人がどのような研究をしてきたかということを、ざっと、であっても把握すべきではないのか。 ほかの地域の研究者であれば、個々の研究者の社会的な責任というのはそれほど大きくないのかもしれないが、台湾については、日本が統治したことがあって、研究の蓄積があり、ほかの国の研究者よりも詳しく正確であることが期待され、なおかつ、戦後、中国国民党の独裁と宣伝・教育により歪曲された情報が伝えられ、 また中国によって誤った情報が伝えられている中で、あらためて、あるいは、新たに伝えていかなければいけないこともある。 日本における現代の台湾研究はそのように重要だからこそ、台湾の言葉にルビを振りたいのなら、もう一度、基礎を固めてほしいのである。</span></p><p><span _msthash="344235" _msttexthash="93456922">(本稿において、声調記号は省略した)</span></p><p><span _msthash="344236" _msttexthash="66496794">〔メールマガジン『台湾の声』2022.9.19配信〕<br /><br />2022.10.1追記:この記事で取り上げたルビの執筆者の多くからは、改訂する旨の返事があった。</span></p>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-75553853727428333162015-03-21T19:54:00.001+09:002015-03-21T19:54:22.557+09:00「台湾の声」【ヘンリー・ストークス、加瀬英明特別対談】「東京裁判史観の受け入れは愚かだ」 【ヘンリー・ストークス、加瀬英明特別対談】「東京裁判史観の受け入れは愚かだ」
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(国民新聞平成26年9月25日号掲載)
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『英国人記者が見た 連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社新書)がロングセラ
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ーになっています。著者はニューヨーク・タイムズ元東京地局長のヘンリー・ストークス氏。共同通信は5月、本書を貶めるために翻訳者が「南京虐殺を否定、無断で加筆した」という捏造記事を配信しました。
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「国民新聞」にストークス氏と共著『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』(祥伝社)を著した外交評論家、加瀬英明氏との対談が掲載されました。
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ストークス氏は、共同通信捏造記事について反論するとともに、南京事件について、そして東京裁判等について対談で語っています。
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日本語原文はこちらです。<a href="http://hassin.org/01/wp-content/uploads/HSKASE.pdf">http://hassin.org/01/wp-content/uploads/HSKASE.pdf</a>
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英文は下記の通り発信しました。
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「史実を世界に発信する会」茂木弘道
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Special interview with Mr. Henry Stokes and Mr. Kase Hideaki
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It was utterly stupid to accept
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the Tokyo Trials' Views of History
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The book entitled Falsehoods of the Allied Nations' Victorious Views of History, as Seen by a British Journalist (Shodensha, New Books) has now become a best seller. The author is Mr. Henry Scott Stokes, former Tokyo Bureau Chief of The New York Times.
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In May this year, the Kyodo News distributed a fabricated article claiming that the translator "added lines to deny the Nanking Massacre without the author's consultation," in order to disgrace this book. Mr. Stokes talks with Mr. Kase Hideaki, who co-authored Why did the United States Wage a War against Japan with Mr. Stokes (published by Shodensha).
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Mr. Stokes completely denies the Kyodo News article explaining the issue in detail. The talks are concentrated on the Nanking Massacre and the Tokyo Trials/
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*Full text: <a href="http://www.sdh-fact.com/CL02_1/123_S4.pdf">http://www.sdh-fact.com/CL02_1/123_S4.pdf</a>
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Questions are welcome.
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Sincerely,
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MOTEKI Hiromichi, Secretary General
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for KASE Hideaki, Chairman
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Society for the Dissemination of Historical Fact
<br />
Phone: 03-3519-4366
<br />
Fax: 03-3519-4367
<br />
Email <a href="mailto:moteki@sdh-fact.com">moteki@sdh-fact.com</a>
<br />
URL <a href="http://www.sdh-fact.com/">http://www.sdh-fact.com</a>
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Note: Japanese names are rendered surname first in accordance with Japanese custom.
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20141005台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-89739360104047180892015-03-21T19:53:00.003+09:002015-03-21T19:53:50.236+09:00「台湾の声」【良書】何義麟『台湾現代史─二・二八事件をめぐる歴史の再記憶』平凡社 【良書】何義麟『台湾現代史─二・二八事件をめぐる歴史の再記憶』平凡社
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台湾人の観点から2014年にいたる戦後史を描き、台湾が抱える問題を明らかにした良書。
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「本書は私が成人してから追究してきた台湾史をまとめたものである。」
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「台湾民主化の達成によっても、克服できない歴史認識の対立。
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二・二八事件、白色テロをめぐる記憶の抗争の歴史を辿る。」(帯)
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「民主化後の歴史認識を持つ人たちにとって、現在の台湾住民はまさに麗しの島の主人公になるか、強権勢力の隷属者になるかという歴史の転換点に立っていると言っても過言ではないだろう。」(帯)
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著者:何義麟(か ぎりん)
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1962年台湾生まれ。1999年、東京大学大学院総合文化研究科学術博士。
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国立台北教育大学副教授、同大学台湾文化研究所所長。
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書名:『台湾現代史─二・二八事件をめぐる歴史の再記憶』
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出版社:平凡社
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出版日:2014年9月17日
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ISBN978-4-582-41110-2
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価格:2800円(税別)
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<目次>
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第1章 「再植民」と「再光復」の間
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第2章 二・二八事件への道のり
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第3章 事件の経過と社会亀裂の深刻化
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第4章 自由中国としての台湾
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第5章 一九六〇年代における台湾社会の変容
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第6章 転換期を迎えた一九七〇年代の台湾
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第7章 民主化の進展と歴史記憶の喚起
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終章 族群和解と過去の克服
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平凡社 『台湾現代史─二・二八事件をめぐる歴史の再記憶』
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<a href="http://www.heibonsha.co.jp/book/b183439.html">http://www.heibonsha.co.jp/book/b183439.html</a>
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『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
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2014.10.4 22:10
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<br />台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-71154049588617397002015-03-21T19:53:00.001+09:002015-03-21T19:53:21.817+09:00「台湾の声」<香港からの,助けを呼ぶレター> <香港からの,助けを呼ぶレター>
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政治の話題を持ち込むのはよくないのは理解しております,香港のことなら尚更です,でももう外で助けを呼ぶことしかできません。気に障ったら,ごめんなさい。
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香港で起きているデモのことを耳にした人は少ないと思いますが,手短く説明させていただきたいと思います。
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まず,現在香港の心臓でもある中環(ジョンワン)を中心として,街の占領が進んでおります。これは香港を共産党から守るべく(&投票権),学生たち自ら開始した運動です。運動は極めて平和で理性的なものでした。何十万にの人がいながら,ゴミがひとつも散らばっていない。暴力的な払い方をされたあとはみんなで一緒に催涙ガスを掃除する……などなど,信じられない位マナーの良い人達が,このデモをサポートしています。
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にもかかわらず,昨日から,警察が黒社会と手を組み始めました。
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集会の場で,悪漢が無差別にデモンストレータたちを襲い始めました。示威は非暴力であることを守るべく,殴られた者は誰一人反撃はしませんでした。その場にいた警察は大抵見てみぬふりをしました。あるいは,悪漢を逮捕したあとにすぐに犯人を逃がしたのでした。(ヴィデオ&写真多数あります)
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ついさき,警察が犯人を逃がす&デモンストレータを殴る画面が映ってると言う,市民が撮ったヴィデオも削除され始めました。
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香港の警察はもう信用できません。暴力で反対を鎮めようとする政府は次何をしてくるかもわかりません。
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皆にこのことを話したのは,具体的に何かしてほしいのではありません。ただ,ひとりでも多くの人に知ってもらいたかったのです。
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最後に,下手な日本語ですみませんでした。
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ネットをアクセス権利が奪われないことを,祈ります。
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転載者:『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
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2014.10.4 21:40
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<br />台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-88016423493259355542015-03-21T19:53:00.000+09:002015-03-21T19:53:05.684+09:00「台湾の声」【「反占中」参加者を装い】暴力団を兼業する香港警察 【暴力団を兼業する香港警察】
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<a href="http://news.ltn.com.tw/photo/world/breakingnews/1122649_1">http://news.ltn.com.tw/photo/world/breakingnews/1122649_1</a>
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「反占中」参加者を装い、暴力を振う香港警察。
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反日デモの暴民を装う中国警察と同じ。
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これが中国政府の暴力的本質そのもの
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『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
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20141004台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-53653065795367640862015-03-21T19:52:00.003+09:002015-03-21T19:52:41.679+09:00「台湾の声」【追悼】張炎憲氏の急逝を惜しむ 【追悼】張炎憲氏の急逝を惜しむ
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台湾独立建国聯盟日本本部 王 明理
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台湾を代表する歴史学者、張炎憲氏が、10月3日午前5時50分(台湾時間17時50分)訪問先のアメリカ、フィラデルフィアで亡くなられた。先月26日、現地で心臓発作を起こし、救急搬送され手術を受けたが手当の甲斐なく旅立たれた。まだ67歳の若さであった。
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張炎憲氏は、台湾大学、東京大学で学んだ歴史学者で、台湾国立国史館館長を務めた他にも、数々の学術界、学会で重責を担ってこられた。その傍ら、台湾人の歴史の記録者として、特に228事件や白色テロの時代について調査し、体験者、関係者にインタビューし、それを口述史としてまとめてこられた。
<br />
<br />
今回のアメリカ訪問を終えて帰国したら、台湾独立建国聯盟の歴史についてまとめる予定であったと聞いている。
<br />
<br />
我々、台湾独立建国聯盟が50年以上努力してきた台湾独立運動が、歴史学者の目から、台湾史、世界史の中に正当に位置づけられることを期待していただけに、非常に残念である。
<br />
<br />
張炎憲氏の早すぎる死を惜しむと共に、彼が残してくれた台湾現代史の貴重な記録に心から感謝し、御冥福を祈りたいと思う。
<br />
<br />
2014年10月4日
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
<br />
<br />
20141004台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-30914350915516846162015-03-21T19:52:00.001+09:002015-03-21T19:52:20.936+09:00「台湾の声」【香港民主化運動】曖昧な姿勢をとる日本政府 【香港民主化運動】曖昧な姿勢をとる日本政府
<br />
<br />
八方美人は結局誰からも相手にされなくなる。
<br />
<br />
日本政府の曖昧な姿勢は結局中国政府からも香港人からも軽蔑される結果となる。これで日中首脳会談ができても、何も実らない。
<br />
<br />
これが「大人の対応」と称するなら、世界の笑いものとなる。
<br />
<br />
「台湾の声」編集長 林 建良
<br />
<br />
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<br />
<br />
<br />
以下は日経新聞の記事
<br />
<br />
香港デモ、政府あいまい対応 首脳会談にらみ対中配慮 :日本経済新聞 <a href="http://s.nikkei.com/1BDCsRu">http://s.nikkei.com/1BDCsRu</a>
<br />
<br />
<br />
『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
<br />
<br />
20141004台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-14698471215975772102015-03-21T19:52:00.000+09:002015-03-21T19:52:05.939+09:00「台湾の声」【香港警察と結託】学生たちに暴力を振う香港の暴力団分子 【香港警察と結託】学生たちに暴力を振う香港の暴力団分子
<br />
<br />
<br />
<a href="https://www.youtube.com/watch?v=tcOj3K_XsdU">https://www.youtube.com/watch?v=tcOj3K_XsdU</a>
<br />
<br />
<br />
香港の警察は暴力団分子の学生たちへの攻撃を容認している。
<br />
汚い中国的やり方だ。
<br />
<br />
「台湾の声」編集長 林 建良
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
<br />
<br />
20141004台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-67357726602314400092015-03-21T19:51:00.001+09:002015-03-21T19:51:39.196+09:00「台湾の声」【訃報】張炎憲元台湾国史館館長死去 【訃報】張炎憲元台湾国史館館長死去
<br />
<br />
<br />
台湾独立派で知名な歴史学者である張炎憲先生は昨日出張先のアメリカで死去しました。
<br />
67歳でした。
<br />
<br />
故人のご冥福をお祈りします。
<br />
<br />
<br />
「台湾の声」
<br />
<br />
<br />
<br />
<a href="http://newtalk.tw/news/2014/10/03/52116.html">http://newtalk.tw/news/2014/10/03/52116.html</a>
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<br />
<br />
<br />
『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
<br />
<br />
20141004台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-77123504564706786062015-03-21T19:50:00.003+09:002015-03-21T19:50:57.758+09:00「台湾の声」【楠木正成の統率力第 18 回】大将は戦場を離れるな 【楠木正成の統率力第18回】 大将は戦場を離れるな
<br />
<br />
<br />
<br />
家村 和幸
<br />
<br />
▽ ごあいさつ
<br />
<br />
こんにちは。日本兵法研究会会長の家村です。
<br />
<br />
『太平記秘伝理尽鈔』には、合戦における「戦術・戦法」
<br />
や「指揮・統率」に関する具体的な話がたくさん書いて
<br />
あります。同じ楠流兵法書でも『河陽兵庫之記』や
<br />
『楠正成一巻之書』が洗練された「理論書」であるのに
<br />
対して、『理尽鈔』は「事例集」といった位置づけに
<br />
あったと云えましょう。
<br />
<br />
江戸時代、多くの武士たちがこうした「理論書」と
<br />
「実例集」の両方を読むことで、戦(いくさ)のない
<br />
時代でもより実戦的・実際的に「武人としての
<br />
嗜(たしな)み」を身につけたのでしょう。
<br />
<br />
今回も、千早城外・賀名生(あなう)の別働隊が
<br />
大活躍しますが、まずは「理論書」の中から関連
<br />
記述を紹介いたします。
<br />
<br />
「上下が和し、諸人がうれしそうに喜び、楽しい
<br />
ことをなにも施されずとも楽しみ、賞をなにも
<br />
与えられなくとも満足し、国と人々が親睦して、
<br />
上の者は恩恵を与え、下の者は果たすべき任務
<br />
をしっかりと尽くし、その君主を尊ぶことは霊神が
<br />
在するようであり、懐かしむことは父母の如くで
<br />
あり、罰すれども怨まず、狎れていても侮らず、
<br />
洋々悠々と徳化が下に流れていくのは、治まって
<br />
いる世の中の効果である。(河陽兵庫之記一 順徳)」
<br />
<br />
「これまでに、令が正しくなされて人がこれに服従
<br />
しなかったことは無く、服従して剛毅になれば人は
<br />
常に死を恐れない。兵自ら進んで死んでゆくようで
<br />
あれば、戦は必ず勝つ。このようにして我が兵士
<br />
全員が道義に殉ずる時は、貧しく賤しい身分で
<br />
あっても天地の中で何ら恥じるところがなく、
<br />
たとえわずかな兵力であっても大敵を恐れることも
<br />
ない。(河陽兵庫之記二 威令)」
<br />
<br />
それでは、本題に入りましょう。
<br />
<br />
<br />
【第18回】 大将は戦場を離れるな
<br />
<br />
(「太平記秘伝理尽鈔巻第七 新田義貞、綸旨を賜はる事」より)
<br />
<br />
▽ 宇都宮公綱、本格的な攻城戦法で櫓を掘り崩す
<br />
<br />
伝えられるには、(宇都宮)公綱が千早に下り来て、
<br />
大将の大仏奥州と評定(=作戦会議)をして諸軍勢を
<br />
集め、千早を百重、千重に取り囲ませて、夜毎押し
<br />
寄せる鯨の波のような時の声を発し、前にいる兵は
<br />
手に手に鋤・鍬を取って堀をほり、前に土を高く
<br />
積み上げて、その陰に宇都宮を始めとして着陣した。
<br />
城からはたくさんの車松明が投げ込まれ、大石や
<br />
大木を投げ落としてきたが、堀によって留められた。
<br />
<br />
夜が明ければ、これらの堀を前に当て、宇都宮を
<br />
始めとして宗徒の大将たちが笠じるしを風になびかせて、
<br />
雲霞のごとくに並んでいたのだった。夜に入れば、
<br />
寄手は又しても時の声を発し、前の夜の堀からさらに
<br />
十間(約15メートル)から二十間(約30メートル)、
<br />
三十間(約45メートル)押し出して堀をほる。城からは
<br />
雨あられのように大石・大木が投げ落とされる。
<br />
このような堀が出来るまでは、石にあたる者も多かった。
<br />
しかし、堀が出来てからはあたる者もいなくなった。
<br />
<br />
毎夜このようにして十日以上も続け、大勢でじわり
<br />
じわりと城の斜面を昇って攻めたので、ついに城の
<br />
切り岸の下までたどり付いた。そこで、寄手は
<br />
鹿垣(ししがき)一重を引き破って捨てたところ、これに
<br />
よりかえって城兵から隠れることも出来なくなった寄手
<br />
の兵士は、数多く討たれてしまった。楠木がよく考えて
<br />
構築した千早城の切り岸には、よじ登れる箇所が
<br />
全くなかったのだった。
<br />
<br />
こうしたことから、宇都宮は新たな謀を考え出した。
<br />
「とにかくこの城を掘り崩せ」と命じて、切り岸の下から
<br />
掘りに掘った。この時の寄手は密集しており、間隙が
<br />
なかったので、城中から忍びの兵を出すこともほとんど
<br />
出来なかった。そのため、楠木は敵が城を掘り崩そう
<br />
と工事していることさえ知らずにいたところ、大手の
<br />
櫓(やぐら)一つが掘り崩された。そこで寄手が城中
<br />
に切り入ろうとしたが、城から大石が投げ落とされた
<br />
ので大勢が討たれて中止された。正成がかねて
<br />
塀沿いに植えさせていた樹木が、この時には厳しい
<br />
構えを維持するのに役立ったことであろう。
<br />
<br />
その後は役所役所の後ろに穴を掘って煮え湯を
<br />
沸かし、これを敵にかけたり、石を落としたりして
<br />
敵兵を数多く打殺した。これにより、寄手はいくら
<br />
堀り続けても、櫓の一つも掘り崩せなくなった。
<br />
ただ、宇都宮が最前にいて正面の櫓一つを掘り
<br />
崩したことだけは、多くの人を死傷させたにも
<br />
かかわらず、一つの高名(手柄)となったのである。
<br />
<br />
<br />
▽ 正氏、賀名生の別働隊を率いて寄手を夜討ち
<br />
<br />
正成は、寄手が城を攻める様子を見て、一つ
<br />
夜討ちをしなければなるまい、と思っていたところに、
<br />
賀名生(あなう)に居た楠木七郎(正氏)が500余騎
<br />
を率いてやってきた。
<br />
<br />
風雨の夜の暗闇にまぎれて、互いに顔を知り
<br />
知られている兵を、10人、20人一組にして、
<br />
城を囲んでいる大将の諸隊へ分散して遣わし、
<br />
自分は150騎で宇都宮の陣の後ろにまぎれていた。
<br />
そして、味方の兵たちが夜通しの警備の交代に行く
<br />
真似をして、合言葉を定めて居たのであった。
<br />
<br />
(同じく賀名生の)和田孫三郎には、選りすぐった兵
<br />
800人を引き連れさせ、大将の本陣に忍びを入れて
<br />
焼き立てさせ、これを合図に前にいる200余騎で
<br />
陣中に切り込み、残りを三つに分けて、あちらこちら
<br />
に軍勢を伏せさせていたのであった。
<br />
<br />
寄手が「これは何事だ」とあわてているところに、
<br />
楠木七郎がすでに組ごとに分けていた兵たちが、
<br />
<br />
「味方の何がし誰それが、楠木殿に返り忠して
<br />
おられますぞ」
<br />
<br />
と叫びながら、前後不覚に風の如く切って廻った
<br />
ので、寄手は驚き騒いだ。そこへ楠木七郎が150騎
<br />
で宇都宮の陣へ懸け入ったので、敵は蜘蛛(くも)の子
<br />
を散らすように自軍の陣へ引いて行き、また自軍の
<br />
陣さえも通過して遠くへ引いていくのも多くあった。
<br />
大将の陣も散々に懸け乱された。
<br />
<br />
<br />
▽ 正成、自分だけ戦場を離れた正氏を批判
<br />
<br />
そうした中で、正成は城から一騎も出撃させる
<br />
ことなくこれらを見物して居たのであったが、そこへ
<br />
楠木七郎が城門の前にやって来て番兵に小声で
<br />
語りかけた。番兵が喜んで門戸を開こうとするのを
<br />
七郎がとがめて問うた。
<br />
<br />
「どうして重要な城の門戸を、このような時に、
<br />
大将の下知も無いのに開こうとするのか。番の兵
<br />
は誰であるか。重大な過ちである。・・・ところで、
<br />
正成は無事でおられるか。」
<br />
<br />
番兵は「別に何ごともございません」と申した。
<br />
七郎は同行してきた兵に言った。
<br />
<br />
「おぬし、正成に伝えよ。寄手どもが千早城を激しく
<br />
攻めることがあれば、私こそがこのようにいたしま
<br />
しょう・・・と。さて、大将が見えないのを我が勢も
<br />
驚いておることであろうから・・・」
<br />
<br />
そして兵一人を城に入れ、そこから七郎正氏は
<br />
帰った。正成はこれを聞いて、
<br />
<br />
「思慮が浅いからであろう。大将たる者が、合戦の
<br />
最中に戦場を去って、ここに来るとは。今、見てみよ。
<br />
味方の兵たちは七郎が考えていたとおりの戦をして
<br />
いないだろう。早々と引くことであろう」
<br />
<br />
と云ったのであるが、案の定、あちらこちらで組を
<br />
なしていた兵は、正氏が見あたらないので、早くに
<br />
引いてしまう者も多かったという。
<br />
<br />
<br />
▽ 和田、忍び一人だけを城に派遣
<br />
<br />
これに対して、和田孫三郎は忍びの兵を一人で
<br />
城へ遣わしたのであった。正成は、「七郎より
<br />
はるかに優っている」と語っていたという。
<br />
<br />
和田も七郎の姿が見えないと聞いて、
<br />
<br />
「楠木殿に対面するために城へ入られたのに
<br />
違いない。まずいな・・・」
<br />
<br />
とつぶやきつつ、自分が率いる兵を打ち連れて
<br />
山かげに隠れてしばし待っていると、正氏が七十騎
<br />
ほどでやってきた。前もって「合図して待とう」と(集合
<br />
場所に)決めていた峰に登って、旗を打ち立てて
<br />
待っていると、方々から兵が10騎、20騎ずつ
<br />
走って来たので、それらを打ち連れて引き退いた
<br />
のであった。
<br />
<br />
<br />
▽ 正成、正氏の忠・孝・勇を認める
<br />
<br />
寄手は大将の陣を始めとして、敗れて討たれる者
<br />
は数えきれぬほどであった。それでも、楠木側は
<br />
小勢であったので引き退いたのであった。
<br />
<br />
陣を堅くして崩れなかった陣は、六つだけで
<br />
あった。二階堂道蘊(どううん)の陣、長崎四郎左衛門
<br />
の陣、高橋九郎左衛門の陣、赤橋入道の陣、
<br />
千葉介の陣、入江入道の陣である。これらも陣に
<br />
敵が攻め寄せていたならば、踏みとどまることは
<br />
できなかったと思われ、何とも情けない。これ以外
<br />
の大将たちは五里、六里(約19キロメートル〜
<br />
23.6キロメートル)も逃げて、次の日の白昼に
<br />
帰ってくる者もあり、また日が暮れるのを待ってから
<br />
戻り来る者もあったという。何とも見苦しいものである。
<br />
<br />
この夜討ちにより、正成もまた大いに利を得た
<br />
のであろう。正氏の謀は、実に忠を尽くしたもので
<br />
ある。兄に対する孝であり、勇でもあり、と正成も
<br />
感じいったのであった。
<br />
<br />
<br />
▽ 正氏が夜討ちを実行するまでのいきさつ
<br />
<br />
また、伝えられるには、千早城の櫓の一つが
<br />
掘り崩されたことが賀名生にまで伝わると、正成の
<br />
郎従たちが集まって云うには、
<br />
<br />
「我らが生きていたとしても、正成殿が滅亡される
<br />
のを見るのはつらく、恨めしい。先ず、我らが先に
<br />
死して、後はどうなるかは知らない。とにかくひとつ
<br />
夜討ちして、正成殿の御目の前にて屍を軍門にさらすか、
<br />
敵をひとまず追い払うか、二つの内のどちらかに
<br />
定めよう。もしも我らが残らず死んだとしても、城さえ
<br />
強固にして在るならば、正成殿の御ため何を惜しむ
<br />
ことがございましょう」
<br />
<br />
とのことであり、幼童に至るまで勇み進んだので
<br />
あった。女や子供らでさえも
<br />
<br />
「さあ、正成殿の御大事がこの時でこそあるならば、
<br />
我らも命を惜しんで生きたところで何になりましょう」
<br />
<br />
と覚悟を固めたように見え、口々に出陣を切望して
<br />
いるので、七郎も和田も「そうであれば」とのことで
<br />
評定を開いて、このような作戦を立てたのであった。
<br />
<br />
正成は常に自分のことを思う意識が少なく、郎従を
<br />
憐れんでいので、郎従も皆このようであったのだ。
<br />
将たる者は知っておくべきことであろう。この度は
<br />
正成も郎従たちの志を大いに感じたことであろう。
<br />
<br />
<br />
(「大将は戦場を離れるな」終り)
<br />
<br />
<br />
<br />
(以下次号)
<br />
<br />
<br />
(いえむら・かずゆき)
<br />
<br />
ご意見・ご感想は、このURLからお届けください。
<br />
<br />
↓
<br />
<br />
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<br />
<br />
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<br />
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<br />
<br />
<br />
<br />
● 著者略歴
<br />
<br />
家村和幸 (いえむら かずゆき)
<br />
1961年神奈川県生まれ。元陸上自衛官(二等陸佐)。
<br />
昭和36年神奈川県生まれ。聖光学院高等学校卒業後、
<br />
昭和55年、二等陸士で入隊、第10普通科連隊にて陸士長
<br />
まで小銃手として奉職。昭和57年、防衛大学校に入学、
<br />
国際関係論を専攻。卒業後は第72戦車連隊にて戦車小隊長、
<br />
情報幹部、運用訓練幹部を拝命。
<br />
その後、指揮幕僚課程、中部方面総監部兵站幕僚、
<br />
戦車中隊長、陸上幕僚監部留学担当幕僚、第6偵察隊長、
<br />
幹部学校選抜試験班長、同校戦術教官、研究本部教育
<br />
訓練担当研究員を歴任し、平成22年10月退官。
<br />
<br />
現在、日本兵法研究会会長。
<br />
<br />
<a href="http://heiho-ken.sakura.ne.jp/">http://heiho-ken.sakura.ne.jp/</a>
<br />
<br />
<br />
著書に
<br />
<br />
『真実の日本戦史』
<br />
⇒ <a href="http://tinyurl.com/3mlvdje">http://tinyurl.com/3mlvdje</a>
<br />
<br />
『名将に学ぶ 世界の戦術』
<br />
⇒ <a href="http://tinyurl.com/3fvjmab">http://tinyurl.com/3fvjmab</a>
<br />
<br />
『真実の「日本戦史」戦国武将編』
<br />
⇒ <a href="http://tinyurl.com/27nvd65">http://tinyurl.com/27nvd65</a>
<br />
<br />
『闘戦経(とうせんきょう)─武士道精神の原点を読み解く─』
<br />
⇒ <a href="http://tinyurl.com/6s4cgvv">http://tinyurl.com/6s4cgvv</a>
<br />
<br />
『兵法の天才 楠木正成を読む (河陽兵庫之記・現代語訳) 』
<br />
⇒ <a href="http://okigunnji.com/1tan/lc/iemurananko.html">http://okigunnji.com/1tan/lc/iemurananko.html</a>
<br />
<br />
がある。
<br />
<br />
<br />
【過去の連載】いまでもメルマガで読めます。
<br />
<br />
●本土決戦準備の真実ー日本陸軍はなぜ水際撃滅に帰結したのか(全25回)
<br />
<a href="http://okigunnji.com/1tan/lc/iemurahondo.html">http://okigunnji.com/1tan/lc/iemurahondo.html</a>
<br />
<br />
●戦う日本人の兵法 闘戦経(全12回)
<br />
<a href="http://okigunnji.com/1tan/lc/tosenmm.html">http://okigunnji.com/1tan/lc/tosenmm.html</a>
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
<br />
20141004台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-63444424974780512662015-03-21T19:50:00.001+09:002015-03-21T19:50:31.263+09:00「台湾の声」【アノニマス】香港政府に宣戦布告 【アノニマス】香港政府に宣戦布告
<br />
<br />
<br />
<a href="https://www.youtube.com/watch?v=BFO0hN9Ptdc">https://www.youtube.com/watch?v=BFO0hN9Ptdc</a>
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
<br />
<br />
20141003台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-60229989254072361142015-03-21T19:50:00.000+09:002015-03-21T19:50:03.559+09:00「台湾の声」【読者便り】昭文社はまだ、そんな地図を売っているのですか?【読者便り】昭文社はまだ、そんな地図を売っているのですか?
<br />
<br />
台湾の声様
<br />
<br />
昭文社はまだ、そんな地図を売っているのですか?
<br />
<br />
昔、本屋で見つけた【でか字 コンパクト世界地図帳】には台湾のページに[中華人民共和国]と書いてありました。
<br />
<br />
昭文社にメールで下記と同じように抗議したところ
<br />
『2002年発行の1刷版では、そのようになっておりますが、2004年発行の5刷版は訂正しておりますので、商品の回収の必要性はありません』
<br />
というような内容での返信をもらったことがあります。
<br />
<br />
確認したところ確かに台湾のページには【中華人民共和国】の文字を消してましたが、国境線は無いし、台北は首都の赤で色づけされて無いし
<br />
各国要覧には台湾とも中華民国とも書いてない。台湾と中国の色はパッと見、違う色に見えますが微妙な色合いです。
<br />
<br />
その【GLOBAL世界&日本MAPPLE】は いつの発行ですか!
<br />
確認後さっそくメールで抗議します。
<br />
<br />
佐藤千枝
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
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『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a><br />
20141003台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-42888987245801992652015-03-21T19:49:00.001+09:002015-03-21T19:49:14.042+09:00「台湾の声」【 10 月 11 日・講演会】李登輝元総統来日と日台関係 【10月11日・講演会】李登輝元総統来日と日台関係
<br />
<br />
去る9月19日から李登輝元総統が久々に来日されました。今回の日本訪問では、大阪と東京でそ
<br />
れぞれご講演をされるほか、尊敬する新渡戸稲造が学生時代を過ごした北海道を訪れるということ
<br />
です。総統を辞してから14年になる李登輝氏ですが、いまでもその来日は万事自由自在ということ
<br />
にはならないようです。
<br />
<br />
そこで、李登輝元総統の日本滞在中の全日程に同行する日本李登輝友の会事務局長、柚原さんを
<br />
お迎えして、今回の訪日から見えてくる日台関係の現状と、李登輝元総統の日本へのメッセージに
<br />
ついてお話していただくことといたしました。
<br />
<br />
多数の方にお集まりいただければ幸いです。
<br />
<br />
◆日 時:10月11日(土曜日)午後1時30分開場、午後2時開始
<br />
<br />
◆会 場:フォーラムエイト(渋谷)
<br />
?03−3780−0008 渋谷駅徒歩7分
<br />
<a href="http://www.forum-8.co.jp/access/">http://www.forum-8.co.jp/access/</a>
<br />
<br />
◆講 演:李登輝元総統来日と日台関係
<br />
日本李登輝友の会事務局長 柚原正敬氏
<br />
<br />
◆参加費:一般2,000円、学生1,000円(懇親会含)
<br />
<br />
◆連絡先:〒347−8799 加須郵便局私書箱5号
<br />
FAX0480−66−2102 日台関係研究会事務局
<br />
<br />
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<br />
<br />
『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
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20141003台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-765440568332996212015-03-21T19:48:00.001+09:002015-03-21T19:48:28.838+09:00「台湾の声」【昭文社へ抗議】台湾を中国にするな!! 【昭文社へ抗議】台湾を中国にするな!!
<br />
<br />
<br />
〒102-8238東京都千代田区麹町3−1
<br />
昭文社
<br />
黒田 茂夫様
<br />
<br />
拝啓
<br />
<br />
秋爽の侯益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
<br />
初めての書信で恐縮ですが、私はアメリカ南カリフォルニアに住んでいる台湾人です。今夏兄と日本を訪問して、大阪灘波ウォーク ジュンク堂書店で貴社発行の「GLOBAL 世界&日本 MAPPLE」を二冊買い求めて台湾に帰省して参り閲覧して吃驚しました。台湾が中国の領土になっているのです。
<br />
<br />
1.台湾と中国を同色に色づけている。
<br />
2.台湾と中国間に国境線が引かれていない。
<br />
3.台北は台湾の首都であるのに赤く色づけられていない。
<br />
4.各国要覧に台湾が含まれていない。
<br />
<br />
そこで、
<br />
ここに兄と共に台湾人を代表して貴社に厳重の抗議をし、直ちに商品を回収して訂正し、今後再びかかる過ちを繰り返さぬことをお約束下さい。
<br />
<br />
そもそも地図とは歴史を反映したもので誠実でなければならないと思います。
<br />
台湾の歴史的事実を説明させて頂きます。
<br />
<br />
1.所謂「カイロ宣言」は参加した米英中三国巨頭の署名がなく、法的拘束がなく、一枚の反故紙に過ぎない。戦後チャーチル首相も国会で「宣言」は無効だと演説した。即ち、台湾は中国に属しないと言うことです。
<br />
<br />
2.1951年9月サンフランシスコ講和条約でも日本は台湾を放棄するとし、中国に還すとは明記していない。この時点で台湾はどの国にも属しない自決を待つ国連の管轄下に置かれた国になった。
<br />
<br />
3.現に世界10数カ国が台湾を承認して相互に大使館を設けている。
<br />
<br />
4.台湾人は総統、国会、己の軍隊を有し、お隣の中国と異なる自由民主の独立国家です。中国に税金を納めていないし、台湾パスポートを保有し、アメリカ、日本等他多数の国にノービザで旅が出来ます。
<br />
<br />
5.台湾が未だに独立できないのは、ご承知のようにお隣の匪賊国家中国が終始「カイロ宣言」を以って領有権を主張していて、幸いアメリカがそれを牽制して来たからです。中国の尖閣列島に対する主張と全く同じです。
<br />
<br />
台湾が独立出来ないから中国の領土だと筋が通らないと思います。貴社の発行したこの地図はさながら中国に代わって有りえないことを現実化、事実化している宣伝にも感じられて遺憾でなりません。中国の諺に「嘘も百回言えば事実になる」と。共同の敵中国に加担されぬようお願い申し上げます。
<br />
<br />
敬具
<br />
<br />
David Koh
<br />
<br />
Terry Koh
<br />
<br />
於台北
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
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<br />
20141002台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-39269068448351445702015-03-21T19:47:00.003+09:002015-03-21T19:47:48.753+09:00「台湾の声」【中国からもエール】「香港のために坊主になろう」 【中国からもエール】「香港のために坊主になろう」
<br />
<br />
"Going Bald for Hong Kong,"
<br />
<br />
<a href="http://nyti.ms/YM2NQO">http://nyti.ms/YM2NQO</a>
<br />
<br />
「香港のために坊主になろう」、中国からのエール。
<br />
<br />
香港頑張れ、
<br />
<br />
<br />
<br />
『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
<br />
<br />
20141002台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-61648119963161392802015-03-21T19:47:00.001+09:002015-03-21T19:47:19.042+09:00「台湾の声」【 10 月 8 日】日清日露両戦争記念顕彰の会第2回研究講演会 【10月8日】日清日露両戦争記念顕彰の会第2回研究講演会
<br />
<br />
<br />
「日露戦争はなぜ起こり、日本はいかに勝利し、この意義は」
<br />
<br />
<br />
「日清日露両戦争記念顕彰国民大会」は11月18日に憲政記念会で開催されます。
<br />
国民大会に向けて、研究講演会を2回開催することにしております。第1回目は9月10日乃木神社にて日清戦争をテーマに開催されました。多くの方々がにご参集いただき、大変好評でした。
<br />
<br />
第2回目は、10月8日(水)日露戦争をテーマに、第1回目に引き続き元防衛大学校教授の平間洋一先生にご講演いただきます。今回も多くの皆様のご来場をお待ちしております。
<br />
<br />
記
<br />
<br />
1、 日時:10月8(水)午後6時〜8時
<br />
<br />
2、 会場:乃木神社 参集殿
<br />
<br />
3、 テーマ:日露戦争はなぜ起こり、日本はいかに勝利し、この意義は
<br />
<br />
4、 講師:平間洋一先生(元防衛大学教授)
<br />
<br />
主著:『第一次世界大戦と日本海軍』(慶応大学出版会)『日英同盟』
<br />
<br />
(PHP)『日露戦争が変えた世界史』(芙蓉書房出版)『第二次世界大
<br />
<br />
戦と日独伊三国同盟』(錦正社)
<br />
<br />
評判の近著!:『イズムから見た日本の戦争 モンロー主義・共産主義・アジア主義』(錦正社)
<br />
5、 資料代:500円
<br />
<br />
日清日露両戦争記念顕彰の会
<br />
共同代表=加瀬英明、頭山興助 大会顧問=小田村四郎、中條高徳
<br />
後援: 靖國神社、乃木神社、東郷神社、偕行社、水交会、郷友連盟、
<br />
日本会議、アジア自由民主連盟、史実を世界に発信する会
<br />
(研究会担当:茂木 Tel 03-3519-4366 Fax 03-3519-4367 <a href="mailto:qzd13301@nifty.com">qzd13301@nifty.com</a>)
<br />
*お申込みは呉竹会青年部まで:
<br />
<br />
Fax 03-5980-2401 <a href="mailto:mail%3Anisshinnichiro@gmail.com">mail:nisshinnichiro@gmail.com</a>
<br />
<br />
<br />
<br />
<参考>
<br />
<br />
日清日露両戦争記念顕彰国民大会 趣意書
<br />
<br />
今年平成26(2014)年は、明治27(1894)年の日清戦争開戦から120周年、明治37(1904)年の日露戦争開戦から110周年を迎えます。私達はこの記念すべき年に、日清日露両戦争の歴史的意義と先人の偉業を再確認するための、かつ、両戦争の現代的意義を捉え直すことを通じて、現在の日本の危機を乗り越える方向を考えるための「日清日露両戦争記念顕彰国民大会」を開催致します。
<br />
<br />
日清戦争とは、片や前近代的な華夷秩序のもと朝鮮を属国として内政に干渉し、大規模派兵をはかる清国と、片や朝鮮の独立国たるを支え東洋平和の確立を目指す日本との戦争でした。日清戦争における日本の勝利は、華夷秩序体制を根本から覆し、清国国民に自国の近代化や民主化の必要性を悟らせ、後の辛亥革命にもつながっていきます。東アジアの近代化は、この日清戦争から始まったと言っても、過言ではありません。
<br />
<br />
日露戦争とは、当時、世界を覆っていた欧米の帝国主義体制のなかでも最強の大国であったロシア帝国のアジア侵略に対し、これを日本が自国の存亡を賭けて阻止した戦争でした。日露戦争における日本の勝利は、白人帝国主義による世界支配を揺るがし、植民地化されて喘ぐ全世界の被抑圧民族に希望を与え、民族独立運動の覚醒を促しました。日露戦争は、約40年後に東京で行われた、史上初の有色人種サミットたる大東亜会議によって、自存自衛の戦争目的に加えて、白人支配からのアジア解放という大義を得た、あの大東亜戦争の先駆けだったとも言えましょう。
<br />
<br />
そうした両戦争に鑑みるならば、現在の東アジアの状況はどうか。中国はかつての華夷秩序を再現しようとしています。中国の植民地と言うべきウイグル、チベット、南モンゴルなどの各民族は、欧米支配時代より以上の苛酷な弾圧下に置かれており、東南アジア諸国や我が国は固有の領土を侵略され、あるいは侵略の脅威に直面しています。朝鮮半島情勢は、中国、韓国、北朝鮮、米国、ロシアなどの複雑な相互関係のなか混迷を極めています。
<br />
<br />
私達は、アジア諸国諸民族が連帯することによって、自由で平和な、民族自決に基づくアジアを実現するためにも、上記の日清日露両戦争顕彰国民大会を今年11月18日に憲政記念館にて開催する次第です。皆様方のご参加、ご支援、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
20141002台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-21285969140967677122015-03-21T19:46:00.002+09:002015-03-21T19:46:45.818+09:00「台湾の声」【 17 歳の香港女子高校生】中国とどう渡り合うことを教えてくれた 【17歳の香港女子高校生】中国とどう渡り合うことを教えてくれた
<br />
<br />
<br />
<br />
「武力鎮圧の恫喝に怯むなら、中国政府はこれからも武力鎮圧を続ける。それなら香港には永遠に将来がなくなる。」
<br />
<br />
香港の17歳の女子高校生のこの一言は、我々に中国とどう渡り合うことを教えてくれた。
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「台湾の声」編集長 林 建良
<br />
<br />
<br />
<br />
『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
<br />
<br />
20141002台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-9378963907300913012015-03-21T19:46:00.001+09:002015-03-21T19:46:25.949+09:00「台湾の声」【 JFSS 】シンポジウム「台湾の現状と日米台の安全保障」 日本戦略研究フォーラム(JFSS) 第31回 定例シンポジウム
<br />
「台湾の現状と日米台の安全保障」
<br />
<br />
会場:ホテルグランドヒル市ヶ谷
<br />
日時:平成26年10月17日(金)
<br />
シンポジウム(3F 珊瑚の間) 14:00-18:00
<br />
懇親会(2F 白樺の間) 18:00-19:30
<br />
<br />
登壇者:
<br />
平川祐弘(東京大学名誉教授)
<br />
王明理(台湾独立建国聯盟日本本部委員長)
<br />
ジェームス・E・アワー(JFSS顧問、ヴァンダービルト大学教授)
<br />
川村純彦(JFSS理事、元統幕学校副校長)
<br />
蔡明憲(国防政策與戦研究学会理事長、元台湾国防部長)
<br />
永岩俊道(JFSS政策提言委員、元航空支援集団司令官)
<br />
用田和仁(JFSS政策提言委員、元陸自西部方面総監)
<br />
グラント・ニューシャム(JFSS上席研究員、元米海兵隊大佐)
<br />
何時宜(早稲田大学大学院生、太陽花学運東京活動呼び掛け人)
<br />
<br />
司会:丹羽文生(拓殖大学海外事情研究所准教授)
<br />
主催:一般社団法人 日本戦略研究フォーラム(会長:中條高徳)
<br />
後援:産経新聞社
<br />
会費:2万円(当日受付可)
<br />
連絡先:
<br />
一般社団法人日本戦略研究フォーラム
<br />
電話: 03-6265-0864
<br />
Fax: 03-6265-0894
<br />
E-mail: info☆<a href="http://jfss.gr.jp/">jfss.gr.jp</a>(☆を@に変更してお送りください)
<br />
<br />
案内状:
<br />
<a href="http://www.jfss.gr.jp/news/20140908/20140908.htm">http://www.jfss.gr.jp/news/20140908/20140908.htm</a>
<br />
<br />
<br />
転載者:『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
<br />
<br />
2014.10.2 10:00
<br />
<br />
<br />
<br />台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-64194622324052174952015-03-21T19:46:00.000+09:002015-03-21T19:46:02.205+09:00「台湾の声」【 10 月 11 日】有本香先生講演会 【10月11日】有本香先生講演会
<br />
<br />
士気の集い事務局です。
<br />
<br />
「士気の集い」140回講演会は、ジャーナリストとして活躍される
<br />
有本香先生講演会となります。
<br />
<br />
是非、お越し下さい。
<br />
<br />
記
<br />
<br />
●有本香先生講演会
<br />
<br />
「常在戦場 私たちは常に武器を用いない戦いの中にある
<br />
〜プロパガンダ、情報戦にどう打ち勝つか〜」
<br />
<br />
国際情勢がますます複雑化するなか、いわゆるプロパガンダや情報戦といった
<br />
「武器を用いない戦い」もまた激化、複雑化しています。卑近な例では、
<br />
日本の隣国である中国、韓国も、三戦<法律戦、世論戦、心理戦>を盛んに
<br />
展開しており、昨今ニュースとなった朝日新聞にまつわる問題などまさに、
<br />
日本のメディアが他国勢力と深く結びついての情報戦の一翼を担った例と
<br />
いえましょう。
<br />
<br />
情報戦はときには、武力での実戦以上の効力、国益の棄損につながる
<br />
可能性があります。こうしたプロパガンダや情報戦の重要性・危険性
<br />
について講演します。
<br />
<br />
<br />
■プロフィール■
<br />
<br />
有本 香(ありもと かおり) ジャーナリスト
<br />
<br />
東京外国語大学卒業後、旅行雑誌編集長、上場企業の広報担当を経て
<br />
独立。現在、編集・企画会社を経営する傍ら、世界中を取材し執筆活動
<br />
を行なっている。国際関係、日本国内の政治等のテーマを中心に活動し、
<br />
FNNスーパーニュースアンカー(関西TV)はじめとするメディア出演多数。
<br />
<br />
著書に、『中国の「日本買収」計画』(WAC)『はじめての支那論』(幻冬舎)
<br />
『中国はチベットからパンダを盗んだ』(講談社)などがある。
<br />
<br />
オフィシャルサイト <a href="https://twitter.com/arimoto_kaori">https://twitter.com/arimoto_kaori</a>
<br />
<br />
●開催日時
<br />
平成26年10月11日(土)
<br />
<br />
○開場13時40分
<br />
○講演会14時00分〜16時30分
<br />
○懇親会17時〜19時
<br />
<br />
●開催場所
<br />
文京シビックセンター4F シルバーセンター4階ホール
<br />
○交通 都営三田線・大江戸線「春日駅」、東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」
<br />
<br />
●定員100名(先着順)懇親会は定員未定
<br />
<br />
●申し込み
<br />
10月10日(懇親会は10月09日 23時)までに
<br />
以下Eメールアドレスに申し込みください。
<br />
<a href="mailto:jimu@shikinotsudoi.sakura.ne.jp">jimu@shikinotsudoi.sakura.ne.jp</a>
<br />
<br />
<br />
●講演会料金(当日受付時にお支払いください)
<br />
○一般事前申込:1500円、学生事前申込:1000円、高校生以下無料
<br />
○当日申込:2000円
<br />
<br />
●懇親会料金(当日受付時にお支払いください)
<br />
○一般事前申込3500円、学生事前申込3000円
<br />
○一般当日申込4000円、学生当日申込3500円
<br />
<br />
<br />
<br />
【主 催】士気の集い・青年部 <a href="mailto:jimu@shikinotsudoi.sakura.ne.jp">jimu@shikinotsudoi.sakura.ne.jp</a>
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
<br />
20141001台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-38988316886290141832015-03-21T19:45:00.000+09:002015-03-21T19:45:21.393+09:00「台湾の声」【台湾国会】「中国政府を譴責、香港民主化を支持臨時提案」与野党一致で通過 【台湾国会】「中国政府を譴責、香港民主化を支持臨時提案」与野党一致で通過
<br />
<br />
「台湾の声」 ニュース
<br />
<br />
台湾の国会(立法院)では30日、「中国と香港政府の暴力的治鎮圧を譴責し、香港人民の民主化運動を支持する」臨時提案が提出され、台湾政府に香港の民主化を明確に支持するように促した。この提案は与野党一致で通過した。
<br />
<br />
<br />
<br />
「台湾の声」編集部 2014,10,01
<br />
<br />
<br />台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-4696161881074711202015-03-21T19:44:00.003+09:002015-03-21T19:44:41.667+09:00「台湾の声」【連帯する日本】台湾独立運動に関する声明文 「台湾の声」【連帯する日本】台湾独立運動に関する声明文
<br />
<br />
台湾の戦後の歴史は困難と苦悩の歴史であった。
<br />
<br />
今日、日本政府をはじめ世界の過半数の国々が中国の一部としているが、そもそも台湾は中華人民共和国の支配を一度たりとも受けたことはなく、すでに民主、自由の国として立派に先進国に伍した国家であることは世界が認めるところである。
<br />
<br />
また台湾の人たちは3.11東日本大震災に際し並々ならぬ連帯の手を差し伸べるなど、日本統治以来一貫して非常な親日国でもある。
<br />
<br />
その台湾の人たちが戦後以来苦難の中で「台湾独立」を願い、あらゆる努力を続けてきていることにわれわれは注目してきた。
<br />
<br />
日本にとっても台湾の進路は我が国の今日および将来の安全保障を大きく左右する要素であり、これを無視して極東アジアにおける我が国の平和と繁栄は計り得ない。
<br />
<br />
そもそも民族自決の原理から言っても、台湾の主権は台湾の人たちの下にあり、台湾の今日と将来は台湾の人たちの手によって決められるべきことは当然の権利・自然権である。
<br />
<br />
台湾のひとびとはいま民族自決による新しい国家建設を目指しつつある。われわれは友情と隣人愛を以てこれを強く支持することをここに声明する。
<br />
<br />
<br />
平成二十六年九月二十八日
<br />
「連帯する日本」全国幹事会
<br />
<br />
<br />
転載者:『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
<br />
<br />
2014.9.30 16:00
<br />
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<br />台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-46080336323899903052015-03-21T19:44:00.001+09:002015-03-21T19:44:12.998+09:00「台湾の声」【日本政府よ】香港人への一言はないのか? 【日本政府よ】香港人への一言はないのか?
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自由、民主と人権は何より大切だという戦後の「国是」はそもそもウソなのでしょうか?
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香港人に真の民主を追求する権利があるという一言を言えないのでしょうか?
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「台湾の声」編集長 林 建良
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『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
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20140930台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-32139825111732415162015-03-21T19:44:00.000+09:002015-03-21T19:44:00.345+09:00「台湾の声」【香港人へ】あなたたちは必ず勝ちます。 【香港人へ】あなたたちは必ず勝ちます。
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風は香港の民主化に向いています。
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あなたたちは必ず勝ちます。
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金儲けのことばかり追求する人間だと思われていた香港人は、勇気ある闘士だ尊敬されるようになりました。
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世界中の人々が応援しています。
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香港頑張れ!
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「台湾の声」編集長 林 建良
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『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
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20140930台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-89148913459717593922015-03-21T19:43:00.001+09:002015-03-21T19:43:38.004+09:00「台湾の声」【主張】香港民主化デモ 流血招く鎮圧より対話だ 【主張】香港民主化デモ 流血招く鎮圧より対話だ
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2014.9.30産経新聞
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【編集長の一言】文中にある「中国の習近平国家主席は最近、台湾野党党首らとの会見で、、、」の所謂「台湾野党党首ら」とはミニ政党の急進統一派の「新党」党首郁慕明と「新同盟会」の党首許歴農らなのだ。
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尚、台湾では政党は245にも上り、国会に議席のある野党は民進党、台連と親民党だけで、それ以外は中国の工作で作られた親中国派ミニ政党ばかりである。
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産経新聞の「野党党首ら」との表現は間違っていないが、台湾の実情に知らない日本人なら誤解を与えやすい書き方だ。彼らのことを「急進統一派政治団体」と表現した方がもっと事実に近いだろう。
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「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
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香港の民主化後退に民主派団体や学生らが抗議行動を続けている問題は、中心部での座り込みを警官隊が催涙弾を使って排除に乗り出し、緊迫した状況となった。
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中国は、2017年に予定される香港特別行政区の次期行政長官選びで直接選挙(普通選挙)の導入を認める一方、親中派から成る指名委員会で候補を事前選考し、民主派を事実上、排除する仕組みを決定した。
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名ばかりの普通選挙に抗議運動が起きるのは当然である。
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中国は1997年に香港が英国から返還される際に、「一国二制度」下での「高度な自治」を保証した。香港トップの候補者の恣意(しい)的な選抜は「国際公約」違反であり、撤回すべきである。
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抗議行動は、中心部の金融街、「セントラル(中環)」の占拠を目指して26日に始まった。民主派は近隣の幹線道路や繁華街に陣取り、デモ継続を宣言している。
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梁振英行政長官は「街頭占拠は違法行為だ」とし、より強硬な措置も辞さない構えだ。
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すでに民主派と警官隊の衝突で多数の負傷者が発生し、拘束された者も少なくない。
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民主派や学生らの平和的なデモをさらに暴力的な手段で鎮圧すれば、流血の事態となる。絶対に避けなければならない。香港当局に求められているのは、真の普通選挙に向けた対話である。
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週明けの香港株価は急落するなど経済への影響も目立ち始めた。市場では、デモが拡大し長期化すれば、金融センターの機能に支障が出るとの見方も出ている。
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香港は英国譲りの、アジアで最も成熟した金融センターだ。それは自由で規範重視の社会に下支えされている。約束が反故(ほご)にされて民主化が後戻りすれば、香港の信用も価値も傷つくことを香港、中国当局とも認識してほしい。
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中国の習近平国家主席は最近、台湾野党党首らとの会見で、統一には「一国二制度が最も良い」と述べた。香港の現状を見て台湾側が納得するはずがあるまい。
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それにしても、「一国二制度」合意の当事国である英国から民主化を強く後押しする声が聞こえず、動きも見えないのはどうしたことか。
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英国に限らず、米国や他の欧州諸国、そして日本も、中国に対して公約の順守を促すべく、強く働きかけてもらいたい。
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『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
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20140930台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1765590153225077204.post-74910786483680349922015-03-21T19:42:00.002+09:002015-03-21T19:42:50.868+09:00「台湾の声」【香港頑張れ!】 Umbrella Revolution【香港頑張れ!】Umbrella Revolution
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<a href="https://www.youtube.com/watch?v=GTuF7wbSEp8">https://www.youtube.com/watch?v=GTuF7wbSEp8</a>
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『台湾の声』<a href="http://www.emaga.com/info/3407.html">http://www.emaga.com/info/3407.html</a>
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20140929台湾の声編集部・日本之声編集部http://www.blogger.com/profile/04605885311318979231noreply@blogger.com0