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  • 2014年9月25日木曜日

    「台湾の声」【 AC 論説】愚者も一票、賢者も一票

    【AC論説】愚者も一票、賢者も一票


            アンディ チャン

    世界の注目を集めたスコットランドの住民投票は「独立否決」の結
    果が出て、英国や米国その他の国で安堵の声があがった。印象的だ
    ったのは投票の前後を通して賛否双方が平和を維持し、結果が出た
    後も衝突が無かったことだ。

    これは英国国民の「民度」が高いことを示してる。選挙で政治問題
    を解決する方法は公平であると同時にいろいろな問題もある。一人
    に一票は民主平等で公平だが、人間は十人十色、みんな違った意見
    がある。国の将来を左右する問題を解決するには危険でもある。人
    民の教育程度、民主の程度が大切で、民度の低い国で正しい選挙が
    出来るか疑問である。

    ●愚者も一票、賢者も一票

    英国、スコットランドのように民度が高く、人民の教育や知識が平
    均的に普及している国では有権者が投票問題点を理解し、冷静な判
    断が出来た。しかし国によって民主の程度が違う。独裁国でも選挙、
    住民投票はできるが公正な結果は望めない。

    選挙が出来れば民主国家というのではない。独裁国家でも選挙を行
    うし、金権政治力で選挙をする国は多い。台湾人は独立建国を願っ
    ているが、中華民国の住民投票法が不合理で公正な選挙はできない。

    選挙とは愚者も一票、賢者も一票である。人民は投票する権利があ
    り、富める者も貧乏人も一票、知識人も無知な人も一票である。こ
    のような投票は確かに公平だが、みんなが法案を理解し正しい判断
    をするとは限らないし、外部の圧力で投票する人も多い。大学教授
    と有名タレントが立候補すればタレントが当選する。宣伝に左右さ
    れ、金で買収される人も居る。

    人間の学歴や知識だってかなり問題である。昔は共産主義に憧れた
    学者がたくさん居たし、今でも頑固な共産主義者が居る。知識のな
    い人は他人の意見に左右され易いが、なまじ知識があると思ってい
    る人は間違いを反省しない。

    ●選挙を左右する金と権力

    今回の投票はスコットランドの将来、英国の将来を左右する重要な
    問題だったので有権者も慎重に考慮し投票したと思うが、一般選挙
    では個人に利害関係のない法案もある。個人的に興味が無い法案は
    金や宣伝に影響され安い。

    選挙は金が付き物と言うがどの国でも選挙に大きな金が動く。金は
    何所から来るのか。金がある団体、政党が選挙で利益を得るために
    金を使うのだ。金を使って宣伝し金で有権者を買収する。これが公
    平選挙かといえば答えはノーである。

    愚者は金や宣伝に影響されやすいが、賢者は金を利用して政治に影
    響を与える。金が政党を作り選挙を左右する。政党政治は金が大き
    な力を持つ。選挙は公平な制度だが金で動かすことが出来るなら正
    しい選挙ではない。

    人民の意見が政治に影響を与える選挙は民主主義の理想かもしれな
    い。しかし金が有権者の意見を左右し、政治を左右すれば金権独裁
    となり、独裁政治と変わりはなくなる。

    愚者も一票、賢者も一票である。民主選挙は完全ではないが、より
    完全に近いものにするには国民の民度を高める教育が大切である。

    今回のスコットランドの住民投票は平和で公正な結果で、スコット
    ランドは英国連邦に大きな政治力を持てるようになった。それが出
    来たのはスコットランドや英国の民主主義の徹底と一般教育の普及
    のお陰、つまり英国国民が世界に誇る、高い「民度」のお陰である。
    各国の人民にとって良い教訓となったはずである。





    『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html

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