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  • 2014年6月24日火曜日

    「台湾の声」林志昇集団の騙しのテクニック - 利用されないために

    林志昇集団の騙しのテクニック - 利用されないために

    多田恵 2014.6.22 18:00

    先日、ある勉強会から声がかかって、台湾のことを話しに行った。台湾の歴史からということだったので、高山国の話から始めた。また、戦後の独立運動について、台湾共和国臨時政府のことや、台湾青年社に始まる台湾独立建国聯盟と台湾党内の民主化運動や、国際社会の承認切り替えや、米国の台湾関係法について説明した。


    【疑惑の声を封じようとする林志昇】

    その勉強会の開催を知って、その会のある「民政府」を支持しているメンバーが、私を呼ぶことに反対したそうだ。「反対派の講演会を開くことは民政府反対運動をするのと同じだ」と会長に迫ったらしい。

    今年の1月24日、林志昇は2月15日に、日本の『皇民日報』を名誉毀損で訴え、「損失賠償」として3億台湾ドルを請求すると発表したとされる。同誌は去年の6月3日に
    「台湾(民)政府、その実態は詐欺行為くりかえす"カルト集団"」という記事をネットで発表したので、それが原因であろう。現在、『皇民日報』のサイトは事実上閉鎖されている。名誉毀損訴訟は中国国民党が良く使う手である。

    林志昇集団が、疑惑の声を押さえようと躍起になっていることがわかる。


    【権威を利用して疑惑を払拭しようとする林志昇集団】

    その人が、その会長を通じて、3つ、質問をよこしてきた。要は、林志昇集団は詐欺集団ではないということを、さまざまな権威を利用して示したいらしい。

    その一つは次のものであった:

    >台湾民政府公式サイトにある、御茶ノ水女子大学附属高校が
    >研修旅行で台湾民政府を訪問したという情報は事実か?
    >詐欺集団を訪れるとはどういうことか?
    >ご存知の通り、悠仁親王はお茶附の小学校です。
    http://www.fk.ocha.ac.jp/report/2013/1112_1152.html
    http://usmgtcg.ning.com/forum/topics/2013-10-20

    つまり、この人は、「御茶の水女子大学附属高校が台湾民政府を訪問した」と認識しているように見える。巧妙なのは、「事実か?」と質問の形にして、それが事実かどうかについての断定を避けていることだ。自らは、肯定も否定もしていない。それで、読んだ人には事実であるかのように思い込ませるわけである。

    かつ、皇族との関わりにも言及。いかにも詐欺師がやりそうなことである。


    【思い込ませる手口】

    そして、リンクを開いてみると、たしかに、御茶の水大学附属高校が台湾研修を行ったようだ。しかし、高校側のページには、「民政府」とのかかわりを示す記載はまったくなかった。

    そして「民政府」のホームページのほうには写真が4枚掲載されている。

    まず、おかしいのは、タイトルが「日本 茶之水女子高校 訪問團」となっていて、「御茶ノ水」の「御」を削除していることである。

    林志昇の若い妻・林梓安は西安出身の中国人で、スパイではないかと疑われている。だれが、このページを作成したかは不明だが、日本の代表的な大学の名前から「御」を削除したいというのは、単なる、日本理解の不足ではなく、中華思想の現れである。

    台湾では「おにぎり」を「御飯団」として販売し、また「御茶園」というお茶が販売されている。林志昇集団は、一般の台湾社会よりも、なお、中国的な性質を示していると言えよう。

    あるいは、高校側から抗議されたときに、「御茶の水女子大学附属高校」とは書いていない、と言い逃れをするためか?

    一枚目の写真は、日本の女子高生らしい一段が、日の丸や、「民政府」の旗を持って、集合写真に写っている。おそらく女子高生たちは、「民政府」の主張や報道を知らないで、ただ、歓迎に来た団体の旗だと思って、手にしたのだろう。

    二枚目以降は、ある日本人の婦人が、どうやら、お土産の包みを持って「民政府」を訪問した写真である。河村常夫に出迎えられて、その婦人が、林志昇やその新しい妻・林梓安とも会ったことがわかる。

    その写真に写っている「民政府」の入り口には「台湾(民)政府/歓迎/御茶の水女子大学附属高校親善訪問団加藤○○○さん/[草冠の下にさんずいに位]臨」(民政府は○○さんの訪問を歓迎します)という紙が貼ってある。

    たしかに、この女性は、集合写真にも写っている。

    実は、加藤○○○さんはたまたま知り合いなので、連絡を取ってみた。「御茶の水大学附属高校の台湾研修のスケジュールではない」、「写真がそのような宣伝に使われているのは知らない」、ということだったので、そのページをプリントして、林志昇集団についての資料とともに送ったところ次のようなメッセージをいただいた:

    「資料をお送りいただき大変驚いております。先方のことが良くわかりました。今まではまったく知らず、台湾の方より紹介され、個人の方との付き合いでした。利用されました。今後は一切関係を持つことはありません。」

    つまり、もしあなたが有名人であったり、名誉ある団体に所属していたり、関わっていたりしたら、彼らはそれを利用するという教訓なのである。特に、インターネットを使わない人は、彼らが怪しいという情報に触れていない可能性があるので、気をつけたほうがいいだろう。


    参考:
    日本語ネットメディアで出された「民政府」についての注意喚起(『台湾の声』を中心として。他誌の場合は注記した)

    2013/03/21 【読者便り】さよなら「台湾民政府」
    2013/04/10 【要注意】「台湾民政府」林志昇カルト集団に注意!(長文)
    2013/04/14 【林志昇詐欺集団】警察でも警戒呼びかけ
    2013/04/18 【読者便り】台湾民政府は林志昇のカルト詐欺集団である
    2013/04/20 【NEWS】台南警察、林志昇集団のチラシを詐欺と断定
    2013/5/15 "詐欺集団!?「台湾(民)政府」にご注意を!傳田 晴久"の紹介文〔日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」Vol.1862〕
    2013/5/16 【傳田晴久の台湾通信】「台湾民政府」詐欺にご注意を 
    2013/6/3台湾(民)政府、その実態は詐欺行為くりかえす"カルト集団"〔『皇民日報』現在閲覧不可〕
    2013/10/4【台湾から警告】林志昇集団、狙いを日本に〔台湾の声台湾レポート 〕
    2014/2/7保守派は注意!台湾は「天皇の領土」に非ずー不敬な謬説流布する「台湾民政府」の目的とは〔台湾研究フォーラム永山英樹氏ブログ『台湾は日本の生命線!』〕
    2014/2/8【 NEWS 】台湾研究フォーラムも林志昇集団について警鐘
    2014/2/9【QアンドA】「台湾はどの国の領土?」
    2014/2/10【反響】林志昇集団の悪質さ/「台湾是 [ 口那 ] 一国的領土?」
    2014/5/21【注意喚起】林志昇集団とその分派の主張の危険性
    2014/5/21 15:00 【反響】人の名前を勝手に利用する林志昇グループ
    2014/5/22"林志昇集団とその分派の主張の危険性 多田 恵"の紹介文〔日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 Vol.2136 〕
    2014/6/16【台湾紙報道】「台湾民政府」による証明書販売、捜査機関が違法性を調査
    2014/6/17【告発】呆れた!林志昇集団河村常夫が虚偽の宣伝
    2014/6/21【アンディ・チャン】林志昇の嘘を検証する


    『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html



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