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  • 2014年3月22日土曜日

    「台湾の声」【立法院占拠】起因は馬政権に対する不満

    【立法院占拠】起因は馬政権に対する不満

    20140320

    日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」より転載

     柚原正敬(日本李登輝友の会事務局長)


    台湾の学生らがサービス貿易協定承認手続きの強行採決に反対して立法院占拠!

     台湾は昨年6月に中国と「サービス貿易協定」を結んだが、中国国民党が立法院における承認手
    続きを一方的に進めようとしていることに対し、協定に反対する大学生などが18日夜、立法院の議
    場を占拠した。

     台湾の報道によれば、19日も「立法院周辺には今回の行動を支持する人々が詰めかけており、シ
    ンガーソングライターの陳明章さんがヒット曲『流浪到淡水』(淡水への旅路)を歌うと、他の賛
    同者らとともに大合唱となった。また、午前11時ごろには『フライドチキンの美少女』(鶏排妹)
    として知られる萌え系タレントのイリィ(鄭家純)も立法院2階に登場し声援を送った」(中央通
    信社)という。

     昨年8月3日、洪仲丘虐待死亡事件(台湾軍の徴兵男性が軍内部での虐待で死亡した事件)を巡っ
    て10万人を超える学生らが総統府前で真相究明を訴え、台北市内のデモには映画監督の呉念真氏や
    人気歌手ら25万人もが参加したことがあった。

     また半月後の8月18日には、苗栗県政府が強行した土地徴収と土地再開発を巡り、これに反対す
    る学生など数千人が総統府前で抗議集会を行い、学生の一部はその夜から内政部の玄関前を占拠し
    て翌19日夕刻まで座り込んだことがあった。

     今回は立法院を占拠するまでに発展し、馬英九政権が台湾民衆の意に反する形で進める「傾中政
    策」などへの不満がまたもや沸点を超えた形だ。日本メディアで立法院占拠の背景に触れているの
    は日経新聞だけのようなので下記に紹介したい。

     映画「KANO」の大ヒットも、馬英九政権への民衆の不満が一因なのかもしれない。

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    台湾、学生が立法院占拠 中国との貿易協定に反対
    【日本経済新聞:2014年3月19日】

     台湾と中国が昨年6月に結んだサービス貿易の自由化協定を巡り、台湾で馬英九政権に対する反
    発が広がっている。立法院(国会)の委員会で与党・国民党が同協定の審査通過を強行採決したこ
    とに抗議する100人以上の学生が18日夜から立法院の議場を占拠した。混乱が長引けば、中台が目
    指す自由貿易圏の完成の遅れなどにつながる可能性もある。

     学生は台北市内の立法院のガラス扉を破って議場に突入。食い止めようとした警官隊には負傷者
    も出た。学生は19日も議場に居座っている。学生による立法院の占拠は初めてで、共感する学生ら
    1000人以上も立法院周辺に集まっている。

     同協定は17日の委員会での審査を経て、4月上旬にも院会(本会議)で承認されるとみられてい
    た。最大野党の民進党が委員会での強行採決を強く批判したことに学生が呼応。議場近くにいた大
    学生の徐子桓さん(21)は「民主主義に反するやり方に強く抗議する」と息巻く。

     サービス貿易協定は中台が2010年に結んだ経済協力枠組み協定(ECFA)の具体化協議の1
    つ。医療や金融、建設などの市場を相互に開放し、参入を容易にする狙いだ。6月の締結後、双方
    の承認を経て早期に発効する予定だった。

     ただ台湾では、「業界への説明が不十分」などとして野党や一部住民が反発。従来は必要なかっ
    た公聴会や審査手続きを経て発効することに決めた。だが3月10日に公聴会が終わっても、民進党
    が「中国企業に雇用を奪われる」などとして審査を妨害。業を煮やした国民党は強行採決に打って
    出た。

     景気低迷などを受け、各種世論調査による馬政権の支持率(満足と答えた比率)は2月中旬時点
    で10%台前半に低迷。昨年8月には陸軍で兵役中の男性が虐待で死亡した事件に抗議し、10万人を
    超える学生らが総統府前で真相究明を訴えた。こうした学生の不満が爆発し、過激な行動につな
    がった形だ。

     立法院に立てこもった学生はサービス貿易協定の委員会での審査やり直しや、馬総統の謝罪を要
    求。現時点では21日まで居座るとしている。

     騒動は中台関係にも波及しそうだ。中台当局は関税を原則撤廃する物品貿易協定などを早期に結
    び、今年中にECFAを完成させたい考え。だがサービス貿易協定の発効が遅れれば、シナリオが
    狂うのは必至だ。(台北=山下和成)





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