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  • 2014年2月7日金曜日

    「台湾の声」「台湾の声」【要注意】「台湾民政府」林志昇カルト集団に注意!(長文)

    「台湾の声」【要注意】「台湾民政府」林志昇カルト集団に注意!(長文)

    2013.4.10
    台湾の声編集部 多田恵


    【林志昇集団「台湾民政府」とはなにか】
    「台湾はアメリカの軍政府の占領下にある、自分たちは
    その代理である」と主張し、「台湾民政府」などと名乗
    る、狂信的なグループがあり、問題になっている。彼ら
    は台湾では、米国へのノービザ渡航が可能になったり、
    米国ビザ申請時に面接が免除になるなどと言って、「台
    湾民政府のパスポート」を以前は5000台湾ドル。
    「台湾民政府の(国民)身分証」を、今は1000台湾
    ドルの「手数料」で販売したり、「台湾民政府の公務員」
    になれるなどとして、有料の講習会を行っている。受講
    料は2日間で6000台湾ドルだという。また台湾人が
    潜在的に日本国籍を持っているとして、天皇陛下を参拝
    して国民の義務を果たすとし、数万台湾ドルの費用を出
    させるなどしている。

    林志昇集団は、台湾の独立派の人々が求めているけれど
    も、満たされていないと感じている点を自分たちだけが
    実現できると語る。台湾の一般の独立派の団体は、お互
    いに協力し合うのだが、林志昇集団は他の独立派団体を
    非難・否定することで、自らの支持を増やそうとする。
    たとえば、民進党が選挙に力を入れることや台湾独立建
    国聯盟が民進党の候補者を応援することを、「中華民国
    体制」に迎合していると非難し、集団の信者たちには選
    挙ボイコットを求めている。

    【台湾独立建国聯盟に伝わる林志昇の詐欺行為】
    林志昇集団は、無知に付け込む。その指導者である林志
    昇は、10年ほど前、「台湾独立聯盟」という名義で募
    金活動を行っていた。これは台湾独立建国聯盟が
    1987年まで使っていた名前である。黄昭堂主席の抗
    議に対し、林志昇が、「台湾独立建国聯盟と台湾独立聯
    盟は名前が異なっているから、抗議される筋合いはない」
    と答えたという逸話は、台湾独立建国聯盟の古参メンバー
    たちにとっては周知の事実である。つまり、「台独聯盟」
    という略称で知られる「台湾独立建国聯盟」が、もはや
    「台湾独立聯盟」ではない、ということに気づかない人、
    確かめない人が罠にかかってしまったというわけだ。

    【米国が承認している?】
    最近、彼らが「台湾(民)政府をアメリカの行政機関が
    認可した証明文書」として示している英文の文書の写
    真がある。この文書が本物だとしても、そこに書かれて
    いる内容は、米国の首都ワシントンD.C.政府の消費
    者および規制業務部の法人課が、「台湾政府財団」の名
    称を登録したことを証明するに過ぎない。ところが少な
    からぬ人が(なんと英語ができるはずの人でも)、その
    文面を読んで考えることなく、「へぇ、そうなんだ」と
    信じ込んでいるようだ。

    「台湾民政府」が、本当に政府だとすれば、いわば東京
    都知事に登録するようなことをする必要があるだろうか?
    一国の本当の政府が、別の国の地方自治体に法人登記す
    るなんて、ありえない。

    なお、この文章を執筆している最中にも、彼らは、日々、
    おかしな言い訳を発明して、林志昇を守ろうとしている。

    いわく、「AIT(米国在台協会。米国政府の台湾への
    窓口機関)も、同様の登記をした」。

    唖然としてしまう。AITと、一国の政府は格が違う。
    AITは民間の組織である。米国が台湾を国家承認して
    いないから、わざと「民間」の機関を作って、大使館の
    業務を「代行させて」いるのである。日本の「交流協会」、
    台湾の対中国窓口の「海基会」も、いずれも国家そのも
    のを直接代表しているのではなくて、民間の組織という
    建前を取っているのである。そしてこれらは、「協会」
    とか「財団」とか名乗っているのだ。「日本政府」とか
    「中国政府」が、ワシントン特区に対して同じ、登記を
    しているというのか?

    あるいは、法人名称の登録は、「中華民国」を詐称する
    政府が、その名前で登録するのを防ぐためである、と。
    要は、事実上、台湾を統治している政府が、米国の首都
    に対して法人登録し、「台湾政府」という名称を使って
    しまうのを防ぐために、自分たちが登録した、というわ
    けだ。支持者を使ってこう弁解しはじめた。

    一国の本当の政府が、別の国の地方自治体に法人登記す
    るなんてありえないと、最初に指摘されているのにであ
    る。「ああいえば、こういう」式の弁解であり、前提と
    なっている疑問にはまったく答えていない。

    【林志昇集団の支持者は指摘された問題を直視しようとしない】
    このように、林志昇集団の支持者は、指摘された問題を
    直視しようとせず、彼らの組織の正しさを守るために、
    とってつけたような理由によって弁解するのである。ま
    さに、カルト集団のメンバーが持つ、「組織を通して与
    えられた情報や考え方に対しては、疑ってはならない」
    という考え方そのものではないか。

    【陳水扁前総統救出活動?】
    また、林志昇集団は最近、陳水扁・前総統(受刑者)を
    救出するように米国政府に呼びかける声明を発表したが、
    その声明を台湾の自由時報に広告として掲載している
    (今日あたりは、聯合報に出したそうだ)。米国政府に
    呼びかけたいのならば、米国の新聞に広告を出すべきで
    はないか?なぜ台湾の新聞に広告を出したのであろう。

    狭い個室に24時間の照明という人権無視の環境で、心
    身をぼろぼろにされ、現在、病院で拘束されている陳水
    扁・前総統に同情を寄せる台湾人は多くいる。その広告
    を見て、「ああ、台湾民政府はいいことをやっているな」
    と思うのかもしれない。

    そして、ホワイトハウスに請願するネット投票を行って
    いる。その宣伝文句は、「あと○○○○人で、陳前総統
    が救出できる」。

    「請願」には、法的な拘束力がないという常識すらない
    人を騙しているのだ。そもそも、彼らは、以前、米国が
    軍隊を派遣して陳水扁前総統を救出すると語っていたが、
    それはどうなったのだろう。

    【ニュースでその嘘が暴かれる】
    台湾の中天テレビは、林志昇が「民政府の身分証(ID
    カード)を作れば、米国ビザ取得の面接が免除になる」
    と語っている場面と、AIT(米国の台湾におけるビザ
    発給機関)の職員が、「必ず面接は必要です」と語って
    いる場面があるニュースを製作し2012年9月26日
    に放送した。

    台湾のテレビ局ニュースチャンネルはニュースの取材力
    が乏しいためか、同じニュースが、一日中、繰り返し繰
    り返し流される。インターネットでも検索すれば、視聴
    できる。

    這麼神? 「台灣民政府」自製身分證號稱赴美免面試
    〔そんなに霊験あらたかなの?米国ビザ面接免除を謳う「台湾民政府」自製IDカード〕
    http://www.ctitv.com.tw/news_video_c13v98085.html


    【騙されるのは自業自得?】
    通常の判断力があれば確認できるような詐欺を林志昇集団
    は行っている。そして、随時、新しい嘘をでっち上げてい
    る。だから、まともな人は、それを告発しようとする意欲
    を削がれる。「どうしてこんな稚拙な嘘に騙されるやつが
    いるんだ?自業自得だ。」と考えたくなるかもしれない。

    インターネットを使って情報収集をしない老人などが餌食
    になっている。

    【騙しやすい相手を騙すのが詐欺集団の王道】
    林志昇集団は、詐欺である事実を指摘されると、それにつ
    いては、反応せず、嘘を続ける。確かに、騙せない相手を
    騙そうとするより、騙しやすい相手を同じ手で騙すほうが、
    費用対効果が優れているのだろう。それに、名誉毀損で訴
    えでもすれば、逆に、法廷で自分たちの詐欺が明らかになっ
    てしまうという計算もあろう。

    【米国や日本の権威を利用して騙す】
    林志昇集団は、米国や日本の権威を利用する。たとえば、
    皇居一般参賀に参加すると、天皇陛下に認められたとか、
    皇宮警察から大切にされ、最前列に誘導された、とか宣伝
    している。退役した日米の軍関係者、元防衛庁長官などに
    会った写真を見せて、安全保障に関して対話をしたように
    宣伝する。参議院議員会館で議員の秘書に話を聞いてもら
    うと、「参議院を訪問した」と宣伝する。また、CIAと
    か、米国国務省から認められたとか、米軍から旗を送られ
    たとか宣伝しているが、それらの証拠を示せというと、機
    密であるなどと答える。

    彼らは日本で、台湾人が潜在的に日本国籍を持つと主張し
    た。そして、皇居参賀、靖国神社参拝を行うことで、日本
    の保守派に取り入った。そうすると、台湾で、「日本の政
    府関係者に認められている」と宣伝する材料になる。

    ちなみに、米国のある政府機関では、すでに「林志昇集団
    と接触を避けるように」と職員に注意喚起がなされたとい
    う。

    【日本の台湾関係の活動に関わっているように見せかける】
    彼らの研修施設には、台湾研究フォーラムのマークに似た、
    日の丸と台湾が重なったマーク、そしてその横には「日台
    共栄」という文字が印字された旗が掲げられている。これ
    はたしかに台湾研究フォーラムが参加する日本の活動で使
    われていた旗だ。「日本での街頭活動などを台湾民政府が
    自らの活動と見せかけようとしている」というのが関係者
    の見方である。

    【米国軍事政府?】
    林志昇集団は、米国軍事政府が台湾に存在すると言ってい
    る。その旗もあるという。そして、米国軍事政府が台湾民
    政府に台湾を移管するのでそれに備えるというような話を
    している。しかし、その軍事政府なるものは、法律的に考
    えて、存在するべきだということしか示されていないのに、
    存在している、と論理が飛躍する。主張に過ぎない。仮に、
    実態として存在しているのであれば、そのトップは誰なの
    か?どんな兵力がどこに駐屯しているのか。米国はどのよ
    うな予算措置を行っているのか?

    ちなみに、彼らの「政府庁舎」では、いろんな旗を揚げて
    いる。その一つが、「米国軍事政府」の旗である。何通り
    もあるので、いちいち構いたくないが、そのひとつは、
    「美國軍事政府台灣旗(Flag for USMG in Taiwan)」で
    ある。米国の国旗に、緑の台湾が描かれている。ネットに
    よると、林志昇集団の「[登β]芬慧」のデザインだそうで
    ある。どうして米国軍事政府の旗を、林志昇集団がデザイ
    ンできるか、これもおかしな話であるが、米国の国旗の星
    の数は、米国の州の数の増加に合わせて変わっているのに、
    その歴史と合ってないと指摘されている。

    ちなみに、彼らは、USMG(米国軍事政府)とか、TCG(台
    湾民政府)という略号を良く使う。このような略号を使っ
    て、人々を煙に巻き、自分たちだけが物知りであるかのよ
    うに振舞っている。この点は、「共同体内部でのみ通用す
    る言葉を多く持っている」というカルトの特徴に合致して
    いるともいえる。

    【本当に政府?】
    林志昇集団は、自分たちが、「政府」だと主張している。
    とてもたくさん、「大臣」がいる。が、いったいどのよう
    に、予算を立て、行政サービスを行っているのか?

    「中華民国体制」を拒否し、そのために選挙ボイコットを
    他者に求めるのであれば、「中華民国」体制への税金の納
    付などをまず自分が拒否したらどうか。

    【新しい名前は「台湾政府」!】
    最近、彼らは、「台湾政府」という名前に改名して、喜ん
    でいる。そもそも、林志昇の「米国平民政府」と、彼の
    「台湾民政府」、どうして名前が、コロコロ変わるのか?
    「民政府」とか、「平民政府」というのは、軍事的には
    「米国に占領されている」が、かつて米軍占領下の琉球政
    府のように、行政を担当する文民の政府という名前の付け
    方である。

    「台湾政府」になったのなら、どのように実態が変わった
    というのだろうか?軍隊を持てるようになった?もし、今、
    「台湾政府」と名乗れるなら、どうして、最初からそう名
    乗らなかった?「台湾民政府」という名前で、詐欺を続け
    ることが難しくなってきたから、名前を変えたのだろうか?

    【自製ナンバーの話】
    ところで、彼らは、自分たちで車のナンバーを作って車両
    に取り付けそれをビデオで撮影してネットに載せたりして
    いる。でも、画像は近くからの撮影で、正規のナンバープ
    レートがついていないことを確認できないものもあるし、
    そもそも公道を走行しているのではなく、停車中の映像だ。

    実は、台湾では他にも「台湾国委員会」などの独立派団体
    が、そのようなことを行っている。「台湾国委員会」と警
    察に取材したニュース報道によれば、これは罰金がかかる
    という。「台湾国委員会」の熱烈な支持者は、実際にこれ
    で公道を走行し、警察官が違法であることを指摘すると、
    警察官に対して主権論議をして、罰金支払い義務がないと
    主張するのだそうだ。林志昇集団のやっていることは二番
    煎じである。

    【林志昇は、「ROC」パスポート使いたくないから出国しない?】
    ところで、彼らが大勢で日本へ来る際に、林志昇は、台湾
    を出ない。「中華民国」のパスポートを使いたくないから
    だと言われている。たしかに、彼らは「中華民国体制」を
    拒否するために選挙ボイコットを呼びかけている。では、
    どうして大勢の信者たちは、「中華民国」のパスポートで
    日本へ入国するのか?かつて林志昇集団のウェブサイトを
    担当し、いまは脱会し、インターネットで「民政府」の問
    題を詳細に暴露している「櫻川武蔵」氏によれば、林志昇
    は税金滞納により出国が禁止されているということだ。

    「櫻川武蔵」氏の告発サイト(最新):
    http://taiwanheart.ning.com/profile/yingchuanwucang

    「櫻川武蔵」氏の告発サイト(旧):
    http://tw01.org


    【嘘を見抜いた石戸谷慎吉氏】
    なお、石戸谷慎吉氏は、はじめは台湾民政府の靖国神社、
    天皇陛下に対する態度に感動し、日本人台湾民政府協力会
    の会長となった。そして、自身の人脈から米国の軍関係者
    などを紹介したという。しかし、のちに民政府が靖国神社
    を宣伝に利用しているにすぎないことや、実際には米国の
    政軍関係者と人脈がないことを見抜き、本誌に"さよなら
    「台湾民政府」"と題した訣別宣言を寄せた。これは、自
    身が林志昇集団に協力したために、いろんな日本人を林志
    昇集団に紹介し、彼らが引き続き林志昇集団に利用され続
    けているのに心を痛めてのことである。

    「台湾の声」【読者便り】さよなら「台湾民政府」(2013/03/21配信)
    http://www.emaga.com/bn/?2013030001864535001831.3407

    【批判・疑問に対する彼らの逃げ方】
    林志昇集団の信者たちは、台湾独立派の人たちを勧誘しよ
    うとする。最近の例では、自らが同集団の役職についてい
    るにもかかわらず、そのことを隠して接触してくるケース
    が見られる。他人を説得して自分たちが正しいと認めさせ
    ようとする。もしこちらが林志昇のこれまでの行為と言論
    の矛盾などについて指摘すると、こんどは、「それは人の
    問題であって、理論の問題ではない。」といって、なんと
    か認めさせようとする。もし、こちらが強く批判すれば、
    「協力しないなら、それでかまわないのに、批判するのは
    何か企みがあるのではないか」などといって、批判を封じ
    ようとする。そして、もし彼らへの非協力者が、彼らにとっ
    て敵に仕立てる格好の相手であるときは、公開で口汚く罵
    る。

    【落選したのに当選を宣言した林志昇】
    林志昇が、どんな人物か、理解していただくために、ちょっ
    と調べれば、わかるエピソードを一つ紹介しよう。

    2006年12月、林志昇は、「保護台湾大聯盟」という
    党から、高雄市長選挙に出馬し、1746票という最低得
    票で、あっけなく落選した。ところが、その結果を見た林
    志昇は、なんと、「アメリカ台湾平民政府(美国台湾平民
    政府)」という名義で、自分が高雄市長に当選したと宣言
    したのである。また、「保護台湾大聯盟」から高雄市議会
    議員に出馬して、落選した5名の候補者についても、同じ
    ように「当選した」と宣言したのだ。お話にもならない。
    その選挙で本当に当選したのは、陳菊市長である。いまも、
    陳菊さんが市長だ。ところで、林志昇は、当選した市長の
    仕事をちゃんとやっていたのだろうか?彼のいう「高雄市」
    は、いまどうなっているのだろう。

    【人間性こそ問題】
    彼らの「理論」は、それまでに言われていたことを寄せ集
    め、せいぜい、論理を飛躍させたものに過ぎない。「中華
    民国体制」を否定することは、台湾独立を求める人々の耳
    に心地よく聞こえる部分があることは否めない。しかし、
    実は、「人の問題」は大切である。「中華民国憲法」は、
    民主的かもしれないが、蒋介石が台湾人を処刑するように
    命じたとき、その憲法は遵守されなかった。中国の憲法も、
    絵に描いた餅になっている。社会主義の理想は多くの知識
    人たちを魅了したが、ソビエトや中国そしてクメール・
    ルージュ、北朝鮮がいったいどんな理想社会を建設したと
    いうのか?

    彼らの主張の問題点は、次のように例えられる:「あなた
    は法律によれば結婚できるのだ。私はその相手として法的
    に認められた。だから私があなたの結婚相手だ」。

    【台湾の民主主義的な制度がボイコットの対象?】
    台湾の政府が、自らを「中華民国」と詐称しているのは間
    違いである。しかし、台湾人が直接選挙で総統を選ぶこと、
    あるいは議員や、市長を選ぶことは民主主義の行使であり、
    選ばれた総統は台湾総統と呼ぶにふさわしいのだ。むしろ、
    Republic of Chinaの総統を名乗る権利こそ、ない。林志
    昇集団は、総統選挙ボイコットを主張しているが、台湾の
    民主制度は、ボイコットされるべきものではないのだ。


    【IDカードが詐欺だったとしても1000台湾ドルにすぎない?】
    1000台湾ドルは、台湾の物価にしたら、結構な金額で
    あるが、たしかに、それ自体は、詐欺と騒ぎ立てる金額で
    はないかもしれない。しかし、もし彼らを信用して1000台
    湾ドルを払った被害者の被害はそれだけで済むのだろうか?
    研修を受けるにも金がかかる。あるいは新聞に広告を出す
    から資金が必要だと、寄付を呼びかけているかもしれない。
    もし単純な経済的な詐欺だとすれば、一度、騙せた人間は
    騙しやすいとして何度もしゃぶられるのであろう。あたか
    も日本では詐欺に遭った「カモ」の名簿が闇で流通してい
    るのと同じ原理である。

    【奪われるのは金銭だけ?】
    実は、金銭だけではない。台湾に詳しいはずのある日本人
    が、台湾ではもう228事件の活動が行われていないと公
    言していた。その人は、3月に台湾へ行って、林志昇集団
    の関係者と会ってきたらしい。本誌でも報道したように、
    今年は「三月大虐殺を忘れるな」というテーマで、民進党
    や台聯の主席、蔡英文氏も参加したデモ行進が行われたの
    だ(3月1日配信「【現地レポート】再び228事件を起
    こしてはならない」)。林志昇集団は、このようにして、
    台湾人が台湾国の実現のために努力をしていないかのよう
    なイメージを、その日本人に与えるのに成功した。

    【彼らは台湾独立派を攻撃し、日台関係を破壊する】
    そして彼らは民進党や、台湾独立建国聯盟、そして、米国
    でロビー活動などを行っている台湾人公共協会(FAPA)
    などを敵視し中傷している。

    中傷されたほうの団体は、これまで、林志昇集団を批判し
    たことはない。そもそも取り合っていない。民進党や台独
    聯盟、台湾人公共協会の功績は、かれらに批判されたくら
    いで否定されるほど儚いものではない。

    しかし、林志昇集団は、台湾の独立派の人々から金と勢力
    を奪い取り、それを利用して他の独立派の団体を中傷・攻
    撃し、独立派が団結して台湾をリードすることを阻害して
    いる。

    日本にとって台湾は生命線であるが、中国に呑み込まれた
    くない台湾人にとっては、日本や米国が命綱である。とこ
    ろが、林志昇集団は、台湾と日本そして米国の間に入り込
    み、台独聯盟やFAPAの力を削ごうとしている。日本語
    の堪能な、黄恵瑛や陳辰光、あるいは、林志昇集団に協力
    する日本人が、台湾に興味を持つ日本人におかしな情報を
    吹き込んでいる。彼らがもし、このまま増殖し続ければ、
    日本と台湾の関係にとって大きなダメージを与えるかもし
    れない。

    前述の「櫻川武蔵」氏が、林志昇と訣別したきっかけになっ
    たのは、林志昇の指示が書かれたメールである。そのメー
    ルでは、民進党、台湾独立建国聯盟(原文は「台湾独立建
    国」)、台湾人公共事務協会(FAPA)を敵だと名指し
    している。これに違和感を持った「櫻川武蔵」氏は、脱退
    し、反林志昇の急先鋒となった。

    「中華民国体制」に反対する有能な人たちの一部さえ、林
    志昇集団に騙されてしまっている。彼らは、台湾独立建国
    への夢、精力、財産を無駄にせず、一日も早く目を覚まし
    て、林志昇と訣別し、台湾独立建国運動に戻り、力をあわ
    せて「中華民国体制」を倒すべきではないか。

    まだまだ多くの人が騙されているときに、その問題を知っ
    ている者が声を挙げないでいることは、犯罪の片棒を担ぐ
    ことになってしまう。そこで皆様に、注意を呼びかける次
    第である。


    『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html






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