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  • 2009年3月28日土曜日

    「台湾の声」【明日、上映会】「海角七号」—中国が警戒する感動の日台恋愛映画

    「海角七号」—中国が警戒する感動の日台恋愛映画(付:東京上映会の案内)


    ブログ「台湾は日本の生命線!」より。
    ブログでは関連写真も↓
    http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-703.html

    「海角七号」予告編(台湾版・日本語が多いバージョン)
    http://www.youtube.com/watch?v=z6fH1xNmdJw

    日本統治下の台湾では戦時中、急進的な同化(国民化)運動である「皇民化運動」が行われたことから、中国人は戦後しばしば、日本教育の影響で中国人化しない台湾人を「皇民」と罵倒して来た。だから李登輝氏などは「皇民」の象徴的人物となり、同氏の台湾化政策などは皇民化の影響を受けた台湾独立の動きだ、となるわけだが、それも一理あろう。

    なぜなら台湾人は日本の五十一年に及んだ統治を通じて先進的な近代国民となり、前近代的な中国人統治に甘んじることのできない人々へと一変してしまったのだから。

    それはともかく最近、再び中国では「皇民化」が問題となった。昨年台湾で大ヒットとなった映画「海角七号」(魏徳聖監督)を巡ってだ。

    台湾海峡両岸関係協会の陳雲林会長が昨年十一月に台湾側との協議のため訪台した際にこれを鑑賞、帰国後に同作品を「皇民化の陰影あり」と批判したのだ。こうしたこともあり、年末に予定されていた中国での公開は見送られると伝えられた。日本でも「媚日映画の上映禁止」と報じられた。

    ではそれほど政治的に問題のある映画なのだろうか。ここであらすじを紹介しよう(日本李登輝友の会の資料より)。

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    あらすじー鮮やかな南国風景に彩られる二つの恋

    日本統治下にあった1940年代の台湾。一人の日本人教師が台湾の少女と恋に陥る。少女の日本名は小島友子。しかし第二次大戦での敗戦で帰国を余儀なくされた教師は、台湾を離れる船の上で、駆け落ちの約束もしながら置き去りにした友子に、惜別、後悔の思いを七通の手紙に書き綴った。

    それから60年後の現代、台湾最南端の田舎町、恒春では、ミュージシャンの夢に破れて台北から戻った青年アガが、嫌々郵便配達をしている。
    そこへ海辺のホテルで日本の人気歌手、中孝介のビーチコンサートが開かれることに。前座バンドとして寄せ集められたアガら住民たち。しかしメンバーは年齢も実力もバラバラだ。そして監督役は日本人の友子。こちらもモデルの夢がかなわず苛立ちの日々。やる気のないアガと衝突を繰り返す。
    そうしたところにアガと友子は、郵便物の中に日本からの小包を見つけた。宛名は日本時代の住所「海角七号」。中には一枚の少女の写真と七通の手紙が入っていて・・・。
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    以上のようにこの作品は、終戦直後と現代における二つの日台の恋を軸に、夢と希望を求めて奮闘する人々の姿を描くもので、政治色など一切ない。ところがBBCの中国語ニュースサイトは一月二十一日、こう報じる。

    「観衆はこの映画を恋愛映画と見たり、音楽映画と見たり、あるいは夢を追い続ける台湾庶民への激励の映画だと見るが、北京はこの商業映画を政治映画と見ているのだろう。皇民化の陰影ある内容として上映を許すことができない」

    「北京がこの映画を通過させないと伝えられる原因は、第二次大戦後における日本人男性教師が台湾人女学生に宛てたラブレターが全編を通じて持ち出されていることが、皇民化の陰影と映るからだろう。作品ではもう一つ、現代の台湾人男性と日本人女性の恋愛も描かれている。大勢の日本や台湾の庶民が登場するため、台湾語や日本語がたくさん用いられている」

    これらの分析は正確だったようだ。実は中国では二月十四日、この作品を全国十八の大都市で一般公開したのだが、台湾人による日本語や、この作品の売りの一つとされる台湾語の独特な言い回しや諺などのセリフの部分がカットされ、観ていても意味のわからないものになっていたらしい(ちなみに公開前での大々的な宣伝に関わらず、すでに海賊版のDVDが出回っているため、客の入りは悪かったと言う)。

    日本語だけでなく、台湾語(中国語ではない)もまた問題視されたわけだ。台湾語の使用は台湾独立分子を鼓舞するものだとの認識からだろう。

    新華社のウエブサイト「新華網」は十二月三日、台湾人による作品批判を紹介しているが(親中台湾人の言説を用いて台湾批判をするのは中国メディアの常套手段)、次のようなものがあった。

    ———作品の目的が日本帝国主義の賞賛にはないとしても、少なくとも感傷的な懐旧意識を帯びている」

    ———日本人のスピリットで問題を思考している。

    ———日本殖民地文化の陰影を隠し持っている。

    ———七通のラブレターが作品非難の的となった。

    ———台湾で最も貴重なものは中国文化の遺産だ。所謂台湾意識や台湾精神は台湾独立ウイルスの変異である。

    ———台湾は日本の高圧的統治を受けたのに、なぜ多くの台湾人はポスト殖民地意識を持たないのか、なぜ日本人を恨むことをせず、自分の祖国(中国)を恨むのか。

    しかしこれらはごく限られた中国人意識の持ち主たちの言だろう。中国当局の認識を代弁しているようなものだ。

    これに対し、多くの台湾人はそうではない。作品が描く日台の恋物語に感動をするとともに、登場人物たちの上に善良で力強い「台湾人」を見出して楽しみ、さらには何度も劇場に足を運んで興行記録の更新に貢献し、以って国民党政権の中国傾斜に対する「台湾人」の意志を示したと言われている。かくして三ヶ月のロングランとなり、台湾映画史上最高の興行記録を樹立したのである。

    これでは中国から見れば「皇民化」に加えて「台湾独立」の動きとなろう。台湾との「関係改善」をアピールするため上映に踏み切ったのだとしても、「政治的だ」と警戒するのは無理もないが、このううな身勝手な国が、今後台湾人の心を掴めるなどとは到底思えない。

    私は台湾ファンだから、あまりにも台湾人的な明るくエネルギッシュなこの作品にすっかり魅せられ、すでに十回以上も鑑賞している。

    一方台湾人の友人たちは私に対して一様に、「これは日本人に対する台湾人の友情、親しみのメッセージだ」と強調していた。もし本当にそうならとても嬉しいことだ。

    台湾の巨匠、侯孝賢監督は「私がこの十数年間で見た中で最高の台湾映画。見に行かなければ絶対後悔する」とコメントしていたが、日本人も「良き隣人」の存在と心を知るチャンスを逃しては「後悔する」と思う。

    日本での一般公開の時期はまだはっきり決まっていないが、来る三月二十九日には日本李登輝友の会が、都内で上映会を開くので、ぜひご覧いただきたい。

    【過去の関連記事】 中国が媚日と憎む映画「海角七号」は素晴らしい
    http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-604.html

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    【参加を】「海角七号」試写会と懇親パーティー

    ■日 時 平成21年3月29日(日) 受付開始:午後4時
    映画「海角七号」試写会 午後4時20分〜6時40分
    懇親会 午後7時〜8時30分
    ■会 場 アルカディア市ヶ谷 3階 富士の間
    東京都千代田区九段北4-2-25 電話:03−3261−9921 JR・地下鉄「市ヶ谷」駅 3分
    ■参加費 試写会:1,000円 懇親会:10,000円(懇親会はできるだけ事前申し込みを)
    ■主催・問い合せ 日本李登輝友の会 03-5211-8838 info@ritouki.jp 
    ※参加者にはこの映画のPR版DVDをプレゼント。懇親会参加者には映画関連グッズをプレゼント。

    解除するには下記URLにアクセスして下さい。
    http://www.emaga.com/tool/automail.cgi?code=3407&mail=koe3407.emaga228@blogger.com&e=1

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