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  • 2008年11月15日土曜日

    「台湾の声」【寄稿】陳水扁逮捕の啓示

    【寄稿】陳水扁逮捕の啓示

            日本台湾医師連合会長 王紹英

    陳水扁前中華民国(支那共和国)総統の逮捕にショックを覚える人は少なくないと思われる。しかし、中国の歴史を少々齧って支那人の精神状態を若干理解していれば、こんな事は起こって当然だと予測できたはず。

    支那人と支那人化した台湾人は、支那化に反抗する台湾人を見逃すであろうとひそかに抱いていた期待は、朝の露のようにあっさりと消えた。甘すぎたというよりも支那人を余りにも無理解であったと嘆きざるを得ない。

    振り替えて見れば、16年間の台湾人政権は、台湾国の道を敷いたというよりも中華民国のお化粧の尽力で終えた。台湾人は、結局、血を流し、汗を流し、醜悪な独裁政治の中華民国を美化し、民主政治の中華民国に変えたのみだった。しかし、支那思想を清掃出来ず、中華民国体制を残したままの民主も、自由人権も、今から顧れば、蜃気楼、いえ、シャボン玉に過ぎないものだった。

    悠久の歴史を持つ支那からみれば、16年の民主政治は一瞬の出来ことであり、瑕疵であり、まったく一顧する価値もないものと考えるでしょう。

    中華意識と民主化とは相容れないコンセプトであることを証明する実例は、これからうんざりするほど台湾からどんどん出てくる。有罪と決めたから「証拠」は後からいくらでも作られる。支那人の歴史「事実」の創作能力を見れば分かる。

    こう予見するのも支那人の気迫を十分理解した上の話しである。支那人がかつて台湾人を恐怖のどん底に落とした歴史を思い出せば、反中華の文明を破壊する決心は侮れないものがある。その中華文明を維持してゆく強い決意と台湾人の建国運動の意志が衝突した結果、一時的であろうか、勝者は支那人と支那化した台湾人であることは明白である。

    台湾人の建国闘争と民主人権運動が軌を一にした(のように見えた)のは、台湾人が民主選挙が勝ち取れば、台湾国が水の流れのように出来るであろうと予知した。しかし、それは期待外れであった。国を創るのはそんな安い買い物ではない、台湾の民衆はそんな英知を持っていないことが確認させられた。

    民主運動、自由人権の追求と建国運動は、縁がないとはいえないものの、全く次元の違うものと思われる。建国運動、時には、反民主的、独裁的、不寛容的、反人権的にならざるを得ないことは歴史の教訓である。いえ、国家が治まるまで、常にそうであった。

    しかし、民主運動は美しすぎる。自由人権は高貴すぎる。その眩しさで台湾国家を創る目標を見失った。というよりも、民主・人権・自由を追求するには、中華民国体制を維持する選択肢しか残っていない。多くの独立運動者は、やむを得ず中華民国が主権国家であるように支持していることと考えれば、独立運動指導者の内心の葛藤は痛いほど分かる。

    中華民国体制を破壊するにも、支那思想を排除するにも、どうして一時的に反民主的、ひょっとしたら反自由・反人権的にならざるを得ないと予測できる。そうなったら、世界から轟々と非難され、中華民国の民主化が世界から得た賞賛が泡のごとく消え去る。

    台湾建国運動の指導者の内心はどう思っていたのでしょうか。おそらく苦々しく思っていたに違いない。誰も世界共通な文明価値観を持つ人物に誉められたいし、反民主的、反人権、反自由的な人物と言うレッテルを貼られたくない。

    高貴な理念、美しい言葉で選挙に勝っても建国の道に進まない。陳水扁の牢獄は支那人の逆襲の狼煙であると同時に神から台湾人への啓示であってほしい。建国が常に醜悪な道を歩まなければならないのこと。


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