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  • 2007年10月16日火曜日

    「台湾の声」【李登輝氏】後藤新平が満鉄などに行かなければ

    【李登輝氏】後藤新平が満鉄などに行かなければ

    (JOG Wing ■ 国際派日本人の情報ファイル■)より転載

    伊勢雅臣

     台湾の李登輝前台湾総統が以下のように言われたと、産経新 聞論説委員長・千野境子氏が紹介している。[1]

     後藤新平が満鉄などに行かないで、台湾にいて南進政策 をやっていたら、満州に手を出さないで日本は海洋国家と して違う日本になったと思う。大陸へ行ったがゆえに大変 なことが起きた。日本は文化と海洋による国家を造らなく ちゃいけないんだ・・・

     確かに、満洲へ向かう方向は、日本にとって鬼門だった。日 本はこの地に膨大な投資を行い、多くの優れた人材を投じた。 わずか10数年で、終戦時の中国大陸の重工業の約90%を占 める高度産業国家を忽然と出現させたのである[a]。後藤新平 [b]を含む我が先人の偉業を我々は大いに誇ってよいのである が、「大陸へ行ったがゆえに大変なことが起きた」という李登 輝前総統の言葉も歴史的な事実である。

     中国大陸での共産革命を狙うソ連と毛沢東によって、日本は 蒋介石との戦いに引きずりこまれた[c]。そして、それが原因 となって、中国市場を狙う米国とも対立することとなった。日 本が中国大陸に進出していなければ、毛沢東と戦う蒋介石を英 米と共に支援していただろう。

     歴史上のIFは繰り言にしかならないが、「日本は文化と海 洋による国家を造らなくちゃいけないんだ」という李登輝氏の 言葉は、今後の日本の進路を考える上で重要な示唆を含んでい る。

     日本文化は自然と共生する。そしてわが国は世界第6位、 451万平方キロに及ぶ200海里排他的経済水域(EEZ) を持つ海洋大国である。美しく、豊かな、かつ自由な太平洋を、 台湾を含めた海洋アジア、オーストリア・ニュージーランド、 そしてアメリカと力を合わせて守っていくことが、わが国の国 家戦略であろう[d]。

    ■リンク■ a. JOG(239) 満洲 〜 幻の先進工業国家  傀儡国家、偽満洲国などと罵倒される満洲国に年間百万人以 上の中国人がなだれ込んだ理由は?

    http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog239.html b. JOG(145) 台湾の「育ての親」、後藤新平  医学者・後藤新平は「生物学の法則」によって台湾の健全な 成長を図った

    http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h12/jog145.html c. JOG(446) スターリンと毛沢東が仕組んだ日中戦争  スターリンはソ連防衛のために、毛沢東は政権奪取のために、 蒋介石と日本軍が戦うよう仕組んだ。

    http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogdb_h18/jog446.html d. JOG(314) ランドパワーとシーパワー  日本の生きる道は、シーパワー(海洋国家)諸国との「環太 平洋連合」にある。

    http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h15/jog314.html

    ■参考■ 1. 産経新聞「【風を読む】論説委員長 千野境子」 H19.10.08、東京朝刊、8頁 -----------------------------------------------------------

    台湾の声:http://www.emaga.com/info/3407.html

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