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  • 2007年10月21日日曜日

    「台湾の声」【台湾の旅】 (76) 台南県その4

    台湾の旅—この国をもっと知るために(76) TAILAM 台南県その4 (文/西江智彦)

    Kiam-chui,Hak-kah,Pak-mng,Chiong-kun,Ka-li,Chhit-kou,Sai-kang 鹽水、學甲、北門、将軍、佳里、七股、西港

    関帝廟と爆竹祭り・鹽水

     塩水(Kiam-chui/キャムツイ)鎮は後壁郷、新営市の西、下営郷の北、 学甲鎮の東、嘉義県義竹郷の南にある。台19線が嘉義県義竹郷から塩水鎮 の市街地を経由して學甲鎮へ抜けている。また、塩水から新営(Sin-iaN/ シンイヤ)市の南部へ台19甲線が伸びている。  塩水はもともと塩水港(Kiam-chui-kang/キャムツイカン)と井水港( CheN-chui-kang/ツェエツイカン)という港があり、低地のため、満潮時に 海水が上ってくるため塩水港という地名がついた。  塩水は清国時代の1668(康熙7)年に建てられた鹽水武廟(Kiam-chui- bu-bio/キャムツイブウビオ)と呼ばれる関帝廟(Koan-te-bio/コワンテー ビオ)がある。1885(光緒11)年、塩水で疫病が発生したとき、農暦正月 13日関帝爺の誕生日に爆竹を鳴らして祈ったことから、毎年元宵節に爆竹 祭りが行なわれるようになった。関帝廟のそばには塩水文物陳列館があり、 塩水に歴史が紹介されている。

    塩水は郷土料理として意麺(i-mi/イーミー)がある。

    慈済宮と動物園・学甲

     学甲鎮は、北門郷の東、将軍郷、佳里鎮、麻豆鎮の北、下営郷、塩水鎮 の西、嘉義県義竹郷の南に位置する。道路は台19線が塩水鎮から学甲鎮を 経由して佳里鎮へ抜けている。かつては製糖鉄道が新営から下営を経由し て学甲までつながっていたが、いまは廃止されている。将来は、北門玉井 快速道路(台84線)が建設され、東西の交通が便利となる。  学甲(Hak-kah)はもともとシラヤ族が住んでいたところで、地名もシラ ヤ語が由来と言われている。  鎮内には東西に急水渓(Kip-chui-khe/キプツイケー)が流れ、郷南部の 将軍郷との境には将軍渓(Chiong-kun-khe/チョンクンケー)が流れている。 周辺は低地で池が多い。市街地には慈済宮(Chu-che-keng/ツウツェー キェン)があり台南県歴史文物館が併設されている。塩水鎮との境には頑 皮世界野生動物園があり、カンガルー、ダチョウ、ペンギン、サルなど珍 しい動物を見学できる。

    カキの養殖が盛ん・北門

     北門(Pak-mng/パクムン)郷は将軍郷の北、学甲鎮の西、嘉義県義竹郷、 布袋鎮の南にある。台17線が南北に走り、嘉義県布袋鎮から北門郷を経由 して将軍郷へ抜けている。海沿いには西濱快速道路(台61線)が建設され ている。  北門は1920(大正9)年まで北門嶼(Pak-mng-su/パクムンスウ)と呼ば れ、もともとは島だった。いまは陸続きだが、低地が多く、カキ([虫可] 仔/o-a)などの養殖池が広がっている。北門の西側には北門観光漁場があ る。

    郷北東部には五府千歳を祭る南[魚昆][魚身]代天府(Lam-khun-sin Tai-thian-hu/ラムクンシン・タイテンフウ)があり、郷南西部にある東隆 宮には王爺信仰文物館が併設されている。

    アウオン社と施[王良]将軍・将軍

     将軍(Ching-kun/チョンクン)郷は北門郷の南、学甲鎮、佳里鎮の西、 七股郷の北にある。台17線が南北に走り、北門郷から将軍郷を経由して七 股郷へ抜けている。海側には西濱快速道路(台61線)が建設されている。 郷北部に将軍渓が流れている。  将軍はもともとシラヤ族のアウオン社があったところで、清国の施[王良] 将軍が鄭成功軍を討伐したことの功績を称えて世襲の土地として与えられ たことから将軍(Chiong-kun)の名がついた。郷公所のある町はいまも [シ區]汪(Au-ong/アウオン)と呼ばれている。  海側の郷西北部には将軍漁港や馬沙溝浜海遊園地があり、郷西南部の 青[魚昆][魚身](ChheN-khun-sin/ツェエクンシン)地区は七股塩場の塩田 が広がっている。

    慶長宮とシアウラン社・佳里

     佳里(Ka-li/カーリー)鎮は七股郷の北東、将軍郷の東、学甲鎮の南、 麻豆鎮、西港郷の西にある。台19線道路が南北に走り、学甲鎮から佳里鎮 を通って西港郷へ抜けている。  佳里はもともとシラヤ族のシアウラン社があったところで、1600年代に はオランダ人によって教会堂が設けられ、スウラン(Soulang)と呼ばれ ていた。1920(大正9)年までは蕭[土龍](Siau-lan/シャウラン)と表記 されていた。  佳里の市街地には金唐殿や中山公園があるほか、慶長宮にはシラヤ族の 歴史を展示した平埔族文献館がある。また、郷北東部には西印度サクラン ボ園がある。

    佳里は肉圓(bah-oan/バーワン)や大腸粥(toa-tng-boe/トアトゥンボエ )などの郷土料理がある。

    塩山と塩田が広がる・七股

     七股(Chhit-kou/チッコォー)郷は将軍郷の南、佳里鎮、西港郷の西、 台南市安南区の北にある。台17線が南北に走り、将軍郷から七股の市街地 を経由して台南市安南区へ抜けている。また、海側に西濱快速道路(台61 線)が建設されている。  七股は台塩の七股塩場があり、塩田(iam-tian/ヤムテン)が広がり、乾 燥させた塩を集めた塩山(iam-soaN/ヤムソワ)があり、七股塩業博物館も 併設されていて、観光名所になっている。海側は七股潟湖が広がっている。  郷南部は虱目魚(Sa-bak-hi/サバヒー)やカキ([虫可]仔/o-a/オアー) の養殖池が広がり、台南市安南区との境の曽文渓(Chan-bun-khe/ツァン ブンケー)の河口には曽文渓口黒面琵鷺棲息地が広がっている。

    ゴマ祭りと西港仔香・西港

     西港(Sai-kang/サイカン)郷は七股郷の東、佳里鎮、麻豆鎮の南、安定 郷の西、台南市安南区の北にある。台19線が佳里鎮から西港の市街地を通 って安定郷へ抜けている。郷の南には曽文渓が流れ、安定郷との境となっ ている。

     西港はその名の通り、清の時代まで港があり、かつては西港仔(Sai- kang-a/サイカンアー)と呼ばれ、貿易が盛んに行われていた。

    西港の市街地には西港仔香(Sai-kang-a-hiuN/サイカンアーヒウ)と呼 ばれる祭りが行われる慶安宮があるほか、郷東部に胡蝶園がある。また、 西港は胡麻の栽培が盛んで、ゴマ油が特産品となっており、毎年12月に胡 麻祭りが行われる。

    『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html 『日本之声』http://groups.yahoo.com/group/nihonnokoe

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